ここでいう「軽食」とは1000円程度未満で軽い食事や飲物がその場で取れる 形態の店とします。従ってファミレスの類、お弁当屋さんの類は除外します。
まずは基本的に食事系・おやつ系・喫茶系に分かれますが、中にはかなり微妙 なものもあります。
食事系でこの傾向に分類されるものの特徴は注文してから短時間で食事が出て くることで、特にその中でセルフサービス方式を採用しているものを一般に 「ファストフード(fast food)」と呼んでいます。
ファストフードの大半がハンバーガーをメインにしていますが、サンドイッチ
やチキンなどの専門店もあります。代表的なチェーンとして下記のものがあり
ます。
ハンバーガー系
マクドナルド・ロッテリア・モスバーガー・フレッシュネスバーガー・
ファーストキッチン・ウェンディーズ・ビッグボーイ
> その他系 ケンタッキーフライドチキン・ミスタードーナッツ
過去にあったものとして、森永ラブはバーガーキングに吸収され、そのバーガ ーキングは日本から撤退して店舗はロッテリアに引き継がれています。サンド イッチでは「プレタマンジェ」が先日撤退が決まったようです。私が個人的に けっこう好きだったアービーズも10年以上前に撤退しており、日本ではなかなか サンドイッチ事業は定着しないのかも知れません。
なお上記の中でモスバーガーやフレッシュネスは「ファーストフード」ではない
という説もあります。それは出来たてを出すことを優先しているため、注文して
から出てくるまでの時間が3分以上かかることがしばしばあるからというもの。
たしかにこの2つの場合は(私が基本的に混雑している店には入らないからかも
知れませんが)、座って待っていてくださいといわれることが結構あります。
こちらは好都合ですが。
ファーストフード以外の食事系軽食チェーンとしては下記のようなものがあります。
カレー専門店・牛丼専門店・海鮮系丼専門店・お好み焼き店・餃子専門店・ ラーメン屋さん・うどん屋さん・そば屋さん・ちゃんぽん屋さん・回転寿司
なお、これらの専門店の中には「軽食店」には分類できない高級店もあります。
うどん屋さんでも入るのに緊張が必要で、日曜日には休業していてメニューも
かなりお高い所などはありますし、カレー屋さんでも、一番安いメニューが
1000円を超えているような所もあります。ただチェーン店化されているところ
はだいたいが庶民的なところです。
さて、おやつ系の軽食チェーンとしてはアイスクリーム系・ケーキ系・クレープ系・ 甘味処系に分類することができます。この中で甘味処以外は、持ち帰り(take out) のほうが売上の大きなウェイトを占めています。
ケーキ屋さんの中にはパン屋さんを兼ねている所も多くあります。しかしパン がまぁまぁおいしい所のケーキはまぁまぁおいしいのですが、パンがものすごく おいしい所はケーキがどうもいまいちのような気がするのは気のせいでしょうか。
さて最後に最近急成長の喫茶店系です。従来形態の喫茶店のチェーン店という のも「ルノワール」などいくつかあるのですが、現在ファーストフードの対抗 勢力にまでのびてきているのは、いわゆるシアトル系のカフェです。
このシアトル系に属するものとして下記のものがあります。
スターバックス、シアトルズベストコーヒー、タリーズ、
この3つがいづれもシアトルで出発しているので「シアトル系」の名前がある のですが「シアトル系」の特徴としては
またこれらとは少し違うコンセプトで展開しているチェーンとして下記のよう なものもあります。
ブレンズ、ドトール、珈琲館、カフェクロワッサン、カフェドクリエ、 ヴェローチェ、サンマルクカフェ
こういった店の良い所は長居するのが気楽であるということで、「喫茶店は 飲食物を売る店ではなく時間と場所を売る所」という古き良きコンセプトを 受け継いでいます。ファーストーフードなども、日本マクドナルドの創業者 である藤田田氏が同様のことを言っており、ファーストフードというのは、 基本的に喫茶店の傍系と考えるべきなのでしょう。
私の個人的な感想で居やすい店のベスト5は。。。。
ヴェローチェ・マクドナルド・ロッテリア・スターバックス・ルノアール
といったところでしょうか。モスとフレッシュネスもいいのですが値段が 高めなので、どうしても頻度は落ちます。ブレンズとドトールはタバコが 苦手なのであまり行っていません。ヴェローチェもたばこがきついことは きついのですが、安さと最高の長居しやすさで、特に短時間(1時間程度) の滞在によく使用しています。
(2004-01-22)
(2019-09-25微調整)