世界の神話(37) 世界の始まり/中国編

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初めは混沌としていたが、その中にやがてひとつの卵が生まれ、その卵が孵 って、巨人盤古が生まれた。盤古は日々成長していき、それにあわせて混沌 の中で明るいものと暗いものが分離していって、やがて明るいものは上に集 まって天となり、暗いものは下に集まって地となった。盤古の背がのびると 次第に天と地は引き裂かれるように分かれていった。1万8千年の後、天と地 の距離は9万里にも達した。

やがて盤古が死んだ。すると彼の息は風となり、左目は太陽、右目は月とな った。手や足は山脈となり、血は川に、肉は土となった。髪の毛は星となり 体毛は草や木になった。そして歯や骨が鉱物や岩石となり、汗は雨となった。
こうして万物が生成された。

盤古が死んだ後、天と地の間は東西南北の4本の柱で支えられた。あるとき その柱の1本が折れてしまった。このため天地が傾き、大洪水や猛火が起き てたいへんな惨事となった。その時、女渦が巨大な亀の足を切って、天を支 える柱とし、五色の石を使って壊れたところを修繕した。

人間を作ったのも女渦である。女渦は最初は丁寧に土をこねて人間を作って いたが、その内めんどうになってきて、縄を泥水にいれてかき回し、引き上 げてボタボタと落ちた泥の固まりを人間にした。そこで人間の中にはひとり ずつ丁寧に作られた出来のいい人間と、後で量産された出来のよくない人間 があるらしい。

(1999-07-24)
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