世界の神話(23) インド3主神

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インドには3人の主神がいます。ヴィシュヌとブラフマーとシヴァです。

基本的にはブラフマー(梵天)が宇宙を創造し、ヴィシュヌが維持し、シヴァ (大自在天)が破壊すると言われています。原則としてこの3神は対等なので すが、実際にはインドの人々の信仰はだいたいヴィシュヌとシヴァとに分か れており、ブラフマーの地盤沈下は甚だしい。ブラフマーはヴィシュヌの臍 から生まれたとか、ブラフマーの頭は昔は5つだったが1個をシヴァに切り 落とされてしまったとか、いわれていて、散々です。

ヴィシュヌの奥さんはラクシュミー(吉祥天)、ブラフマーの奥さんはサラス ヴァティ(弁財天)、シヴァの奥さんはパールヴァティです。

ブリグという賢者が、ある時ブラフマーの所に行くと、ブラフマーは自分が 一番偉いみたいなことを言って話にならなかった。次にシヴァの所に行くと、 奥さんとHの真っ最中で、1000年ほど待ったが、一向に終わる気配がない。
呆れてヴィシュヌの所に行くとヴィシュヌは眠っていた。そこで蹴って起こ すのだが、起きるとヴィシュヌは「私寝ぼけて今あなたを蹴ったりしません でしたでしょうか?」と恐縮そうに聞いた。そこでブリグはヴィシュヌが 3神の中で最も偉いと認めた。

。。。。などという話はむろんヴィシュヌの信奉者の間で語られているもの です。

ある時、ブラフマーとヴィシュヌが、どちらが偉いかで争っていたら、突然 目の前に大きな炎の柱が現れた。一体何だろうという話になり、ヴィシュヌ は猪の姿になって柱の下の方へ1000年も駆けて行ったが、一番下にたどりつ くことはできなかった。一方ブラフマーは白鳥の姿になって柱の上の方へ 1000年も飛んでいったが、一番上にたどりつくことはできなかった。二人が 疲れて戻ってきた時、二人の前にシヴァが現れた。この巨大な炎の柱は実は シヴァの男根であった。二人は驚いて、シヴァが最高神であることを認めた。

。。。。などという話はむろんシヴァの信奉者の間で語られているものです。

ヴィシュヌは10の化身、あるいは22の化身を持つといわれており、その中で も特にクリシュナの化身は人気があります。(10とか22とか、どこかで聞い たような数字ですね...)

ブラフマーの4つの首はインドの4つのヴェーダ(聖典)に対応すると言われ ています。またブラフマーとサラスヴァティの間の子供が人類の祖先になっ たとされています。

シヴァはインドの神話の中でも最も命脈の古い神の一人であり、その原型は アーリア人が侵入する以前のインダス文明にあるとされています。彼は108 種類のダンスを踊ります。108というのはインドの経典の数と一致します。

(1999-05-26)
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