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←↑→ 世界の神話(22) イシスとオシリス


エジプトの神話は日本やギリシャのように必ずしも整備されておらず、色々
な断片的なストーリーが散りばめられています。エジプトに数多くあった町
にそれぞれ守護神がおり、それがエジプト統一の過程で次第に親戚関係を形
成されていきます。そんな中で中心的存在となっていくのがイシス・ホルス
・トトなどでした。

(「イシス」というのはギリシャ語読みで、エジプトでの発音は本当は
 「アセト」らしい)

イシスの夫はオシリスです。最初はオシリスが世界の王でした。これに対し
て弟のセトがその地位を狙い罠を仕掛けます。ひとつの箱を作り、オシリス
に入ってみるようにいいます。弟を信頼しているオシリスは疑いもせずに中
に入りますが、入るとセトは箱を閉め、ナイルに流してしまいました。そし
てセトが王位に就きました。

イシスはオシリスを探してナイルの流域を歩き回ります。そしてついにオシ
リスが入れられた箱を発見しますが、既にオシリスは死んでいました。イシ
スはオシリスの陰茎をもみ、射精させてその精子を自分の体に受け入れます。
そして産んだ子供がホルスです。

ホルスは成人するとセトを倒すため立ち上がり、激しい戦いに末にこれに勝
ちます。そして新しい王になりました。のちにオシリスは冥界の管理者とな
りました。セトは人が死後冥界に赴く途中のところに住んでいて、死者を襲
うといわれています。




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