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←↑→ 世界の神話(15) トロイ戦争(2)戦争の準備


さて、パリスに妻ヘレネを奪われたメネラオスはオデュッセウスら、かつての
求婚者仲間に協力を要請しました。

しかしオデュッセウスはこの頃はもうヘレネのことなど、どうでもよくなって
いたので、この要請に従わなくても済むうに使いの者が来ると狂人を装いまし
た。しかしこれは見破られてしぶしぶ救出に行くことにしました。彼はこの戦
いに勇者アキレスを連れて行くように要請しました。

アキレスの母テティスは息子がこの戦いに行けば死んでしまうことを知ってい
たため、アキレスを女装させて侍女の中に隠しました。しかしオデュッセウス
は巧みに彼の女装を見破って遠征に参加するよう説得。アキレスも母の忠告を
無視してトロイに行くことにしました。(しかし...アキレスの女装なんて、
すぐバレルような気が私はするのですが...)

ギリシャ側の総大将はメネラオスの兄のアガメムノン、この他に上記オデュッ
セウスとアキレス、それにアイネスやディオメデスがいました。トロイ側では
トロイ王プリアモスは老齢でしたが、パリスの兄ヘクトルが総大将で、ほかに
アイネアスやサルペードンがいました。

また、当然アフロディーテはトロイの味方でしたが、ヘラとアテナは当然ギリ
シャ側の味方でした。ゼウスやアポロンは時にトロイを味方し、時にギリシャ
を味方しました。戦闘の準備は約2年間もかかりましたが、その間に小さな事
件が起きました。

アガメムノンが狩りをしていて牡鹿を射たのですが、その牡鹿は月の女神アル
テミスのものでした。アルテミスは怒ってギリシャ軍に疫病をはやらせました。
困って神託を仰ぐとアガメムノンの娘の内一番美しい娘を生贄に捧げるように
とのことでした。疫病を鎮める為アガメムノンは泣く泣く長女のイピゲネイア
をだまして祭壇へ連れて行き、喉を切り裂こうとします。その時アルテミスは
慈悲の心を起こし、彼女を牡鹿とすりかえて、タウリス島に連れて行き、自分
の神殿の巫女にしました。この話の続きは後で出て来ます。




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