世界の神話(4) ギルガメッシュ

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メソポタミアのギルガメッシュ王の物語は神話を記録したものとしては現存で 恐らく最古の文書の中に記されています。彼はBC2600年頃に実在した人物であ るとも言われています。

ギルガメッシュはある夜夢を見ました。『星がひとつ自分の上に落ちてきて、 自分を押し潰し、どんなにがんばって持ち上げようとしても持ち上がらない』
それを聞いた王の母は、それは彼に強力なライバルが現れることを示している と解釈した上で「彼はやがてお前の友になるであろう」と予言しました。彼の 無二の親友となる英雄エンキドゥの登場の予知でした。

エンキドゥとギルガメッシュは一緒に森の怪物を倒したりして国土の開発を進 めていきました。それを見て頼もしく思った女神イシュタルはギルガメッシュ にプロポーズしました。しかしイシュタルの男性遍歴を知っているギルガメッ シュはそれをお断りします。怒ったイシュタルは天の牡牛座を地上に降ろして その巨大な牛にギルガメッシュを襲わせました。しかしこれもエンキドゥの助 けにより退治されてしまいます。

怒りのやり場に窮したイシュタルは天神アヌに二人が自分の牡牛を殺したので 罰を与えて欲しいと言います。アヌも困惑しますが、イシュタルの勢いに負け て、それではギルガメッシュとエンキドゥの内どちらかが死ななければならな いと裁定します。それを知ったエンキドゥは、ギルガメッシュはまだ国のため に必要だといって、自ら死を受け入れるのです。

親友を失ったギルガメッシュは失意の旅に出ます。彼は永遠の生命を持つウト ナピシュティム(聖書神話のノアに相当)を訪ねようと思ったのです。彼は 遙か昔に起きた大洪水と自分が永遠に生きている理由を語りました。そして彼 は永遠の命を得られる薬草を入手しますが、帰りの旅の途中、一休みしている 時に、蛇に食べられてしまいました。

(1999-03-23)
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