世界の神話(3) シヴァ

←↑→
今日はインドに行きます。インドは3人の神様が管理する国です。その3人と は、ブラフマー・ヴィシュヌ・シヴァで、ブラフマーがこの宇宙を創造し、ヴ ィシュヌが維持して、シヴァが破壊するといわれています。

シヴァは前回ディオニュッソスの所でも書きましたが、非常に異名の多い神で す。マヘーシュヴァラ(大自在天)、マハーデーヴァ(大天)、イシャーナ(伊舎那 天)、マハーカーラ(大黒天)、などは有名です。民衆に人気の高い神には一般に そういう傾向がありますが、ジヴァの異名は一説では1000以上あるとも言われ ます。

またシヴァの妻についても多くの異名があります。パールヴァティ・シャクテ ィ・ドゥルガー・カーリー・ウマー・などはその中でも有名なものです。彼女 は最初サティと呼ばれていましたが、父がシヴァとの結婚に反対で、それを苦 にして死んでしまいます。シヴァはそのショックで正気を失い、彼女の遺体を 抱えたまま、各地を放浪し続けました。

憐れんだヴィシュヌはショック療法としてサティの遺体を108に刻んで大地に 散らします。するとやっとシヴァも我に返り、ヒマラヤのカイラサ山に籠もっ て修行の道に入りました。(この山は現在中国領になっているらしい)

シヴァが山奥で修行を始めてから数十年後、そこに近づいてきた娘がいました。
はじめシヴァは彼女を遠ざけようとしますが、やがてその娘パールヴァティは 実は亡くなったサティの生まれ変わりであることが分かります。こうして輪廻 を越えて二人は結婚することができ、その後誰もがうらやむほど仲の良い夫婦 になりました。二人が一度愛し合い始めると、その行為は数万年は中断しない そうです。「パールヴァティ」とは「山の娘」という意味です。

シヴァは額に第3の目があり、普段は閉じています。元々は目は2つしかなか ったのですが、ある時パールヴァティがいたづら心を起こして後ろから近づき 両目をふさいでしまいました。すると世界が暗闇になってしまいました。人々
が困っていると、シヴァの額に新しく第3の目が現れて、カッと開き、ヒマラ ヤを焼き尽くすような強力な光がそこから放たれたといいます。

シヴァは芸能や舞踊の神でもあり、彼が踊るダンスは108種類あると言われます。
タミルナードゥ州のナタラージャ寺院にはその全部を彫ったレリーフがあると のことです。

(1999-03-19)
←↑→



(C)copyright ffortune.net 1995-2016 produced by ffortune and Lumi.
お問い合わせはこちらから