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written by そよ風 on 98/12/03 17:55


●心当てに 折らばや折らむ 初霜の 置き惑はせる 白菊の花/凡河内躬恒

解説:−
 凡河内躬恒(おうしかうちのみつね)は三十六歌仙の一人ですが、
 その出自などはよくわかっていません。だいたい900-920頃に活動
 した人です。

 歌の状況としては、今くらいの季節を歌ったものでしょうか。
 初霜が降りて、霜と白菊とが見分けつかなくなっている。だから
 当て推量で「この辺かな?」と白菊を折ってみましょう。
 そういう歌です。

 基本的には技巧のない素直な歌ですが、霜と菊の区別がつかない、
 などという、非現実的な状況の発想がいいと思います。普通のこと
 を普通にそのまま歌ったら、やはりぽえむじゃないですね。(それ
 でもぽえむにしちゃう人は稀にいますけど)

試訳:−
 White frost comes today
 To cover the field around
 To be vague with white chrysanthemum,
 Which I'm afraid to pick
 rightly among the white frost.




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