007/007は二度死ぬ
【今日のβサルベージ】
007の5作目「007は二度死ぬ」。
日本を舞台にした映画で、ボンドガールは若林映子と浜美枝。日本の諜報
機関のリーダー"Tiger"として、丹波哲郎が出演しています。そして、この
作品を下敷きにして、実は丹波哲郎を中心とする秘密捜査員たちが活躍する
人気テレビシリーズ「キー・ハンター」は制作されたのです。
物語はアメリカとソ連の人工衛星が何者かによって奪われ両者が一触即発
の状態になる中、日本に鍵があるようだと察知したイギリスのMI6が調査
を始めるというもの。その時ちょうどボンドが香港で重傷を負い、それを
そのまま死亡したことにして、日本に潜入させます。
プロフェルドの部下としてスペクターの作戦の指揮を取っている日本人の
企業家(島田てる)が、いかにもステレオタイプ的な日本人ビジネスマンを
演じています。若林映子が丹波哲郎の部下でボンドを助け、浜美枝は敵の
基地のある島の近くの海女で、やはり諜報機関員という設定。物語の途中
でボンドが「日本人に変装」して、浜美枝と結婚式をあげ島に潜入する所
は日本人にとっては爆笑ものです。しかし考えてみるとこのシリーズ、
インドでロケした部分はインドの人に、トルコでロケした部分はトルコの
人に、けっこう笑われているかも知れません。
人工衛星がおもちゃみたいなのは予算不足で仕方ないか。また戦闘機が
多数発進するシーンもニュース映像のようなものの使い回しっぽいですが
これも予算の関係で仕方ないか。火山の火口に見えたのが金属の板であっ
たというのは「なぜ近づかないと、そんなのに気付かないんだ?」などと
突っ込みどころは多い映画です。突っ込み所といえば、この敵の基地のあ
る島の位置なのですが、丹波哲郎さんは「神戸と香港の間にある島だ」な
どと、おっしゃってくれちゃっています(^^; それでは四国も九州も奄美も
沖縄も立つ瀬がないですね。
お約束の集団戦では、丹波哲郎さん配下の忍者軍団が大活躍です。やはり
外人さんにとっては日本はサムライとニンジャの国なのでしょうか。
なおショーン・コネリーはこの作品を期として、ボンド役を降りることに
なりました。
(2001.09.07)
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