■躓きと復帰
現在進行中のプロ試験本戦では、どうも「躓きと復帰」の問題がひとつの
テーマになっているようです。
プロ試験の予選でヒカルは椿の思わぬ行動で、躓く必要のないような躓きを
経験し、それが翌日まで尾を引いて2連敗します。
そこから取り敢えず「椿と顔を合わせない」という消極的な方法であっても
3日目、自分なりの解決策を見つけだしたヒカルは、やはり大したものだと
思います。
女子マラソンの小鴨由水はラビット役だったのでは?とも言われた大阪女子
マラソンで当時としては驚異的な記録で優勝し、バルセロナ・オリンピック
で大いに期待されたのですが、オリンピック直前に体調を崩して2時間58分
などというとんてもない記録。結局これが尾を引いて引退。
その後一度復帰の道を探るも、所属していた陸上部(岩田屋)が会社の経営難
から閉鎖されて、それとともに再び引退してしまいました。
彼女は結局一度の挫折から立ち直れなかったのでしょうか。まだ29歳ですか
ら、マラソンランナーは40歳くらいでトップレベルを維持している人もいま
すし、また再起して欲しいところです。
さて予選で洗礼を受けるもなんとかしのいだヒカルに対して、詰まらないミス
で負けてしまった伊角さんは、そのあと2連敗。翌日の和谷戦はまだいいと
して、1日おいた火曜日のフクとの対局まで落としてはいけません。
それだけ自分に自信があったからこそ、後悔の念も強かったのでしょうけど、
和谷のいうように「そんなの、さっさと忘れてしまえばいい」んです。この
気持ちの切り替えの技術を学ばないと、伊角さんは今後きついでしょう。
そういう意味では今回のミスは伊角さんにとってはいい経験なのだと思いま
すし、これを乗り越えることこそが、彼にとってのプロへの壁なのでしょう。
さて、和谷の方は越智に負けた敗戦のショックを翌日に持ち越さずにちゃん
と次の日勝てますでしょうか。彼は最後の2日にヒカル・フクとの対局を
残しているので、このあたりでこれ以上黒星は付けたくないところです。
2000.09.13
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