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return 院生2組後編(51-54局)


院生2組でヒカルはもがき続けていました。力は付けていると思うのに勝てない。その原因について佐為は心当たりがありました。

第51局・時々もどりたい場所

1月、ヒカルは最初十連敗はしたものの、そのあとほどほど勝てるようになり、2月は2組18位まで順位をあげました。そのヒカルが誰にも師匠に付いてないと聞き、和谷は自分の付いている森下九段の研究会に来るよう誘います。

そのヒカルは久しぶりに葉瀬中の囲碁部をのぞいてみました。ああいう出て来かたをした故に立ち寄りにくくなっていたのですが、顔を出したヒカルに、あかりが「もうここには来ないで」と言います。

三谷があれ以来来てくれなくなった。もしヒカルがここに来て打っていたら、もし何か気が向いて三谷がここに来た時にそれを見たら、また帰ってしまうだろうから、と。

でも、今日くらいいいじゃないか、といって強引にあかり・津田・夏目と打ち出すヒカル。しかしそのまさにその日、あかりが恐れていたように三谷がたまたまここに来てしまったのです。そしてあかりが恐れていたように、帰ってしまう三谷。あかりは怒って、ヒカルに碁石を何個もぶつけるのでした。

第52局・ふたつの研究会

和谷に誘われて研究会に日本棋院に来たヒカルが入口のところで佐為と話していると、そこに緒方九段が来ました。緒方はヒカルに塔矢名人の研究会にも来ないかと誘います。しかしそこにアキラもいると聞くと、自分はアキラと一緒に勉強したくない。あいつと戦いたいと言うのでした。

そこに和谷が来ますが、和谷ははなぜ緒方九段がヒカルなどを研究会に誘うのか理解できません。そこに緒方九段は向こうを向いたまま言います。もうすぐ若獅子戦がある。君も出るんだろう?アキラ君との対決が見れるかも知れないね、と。

もちろん出ます!と言うヒカルですが、和谷から、若獅子戦に出られるのは1組16位以上と聞き、焦ります。なにせまだ2組の18位なのですから。

森下九段の研究会に行くと、そこにはなんと囲碁教室の白川七段がいました。白川はヒカルが院生になっていると聞き、びっくりします。彼はまだ囲碁を始めて1年なんですよというと、他のメンバーが「倉田君並みだね」と驚きます。そして最初は「まだ2組では」と渋った森下九段でしたが、ヒカルの「すぐに1組に上がります。そして若獅子戦に出て塔矢を倒したい」という言葉を気に入り、入会を許しました。

第53局・気がかり

このところヒカルは何故か負け続けていました。

佐為と毎日たっぷり打っています。院生の研修会にも行ってますし、森下九段の研究会にも行っています。力を付けている感じはするのに、僅差で負ける対局が続きます。そしてとうとう3月はまた2組最下位からのリスタートになってしまいました。「どうして勝てないんだ」

佐為はその答えを知っていました。「それはヒカルが私と打っているからです」

第54局・誰もが明日へ

塔矢名人の研究会。史上最強の棋士は誰かという話題で、本因坊秀策かという話が出たところで、もし本因坊秀策が現代にいたらどう戦うかという話になります。すると芦原が秀策の知らない新しい定石で撹乱しては?といいます。でも秀策が現代の定石を学んじゃったら、もう誰もかなわないだろうな、などという話に。「現代の定石を学んだ本因坊秀策」その言葉に緒方はsaiのことを思い出しました。

佐為はヒカルに言いました。「それはヒカルが私と打っているからです」と。以前のヒカルは自分の力がよく分かっていなかったから闇雲に攻撃してきていた。しかし今力を付けてきて、自分と佐為の力の差を認識し、こう行っても勝てないと思って、手を控えてしまう。その微妙な消極性が、院生の対局でも出ているのだ、と。だから、ヒカルがするべきことは明確。見極めてギリギリまで踏み込む。塔矢はそうであった。その言葉に佐為に向かっていくヒカル。しかしあっという間に一刀両断されます。しかし佐為は言います。ヒカル、さぁもう一局、と。

塔矢名人の研究会。緒方がアキラにヒカルが若獅子戦に出ると言っていたよ、と言います。アキラは関係ないと黙殺の姿勢ですが名人はひとこと言いました。「例の子か」他の人には意味が分かりません。

やがてアキラは正式にプロ棋士の免状をもらいます。「ようこそプロの世界へ」と緒方。

ヒカルは戦う姿勢を取り戻していました。強力に打ち込んで行きます。

卒業式。筒井と加賀が卒業していきます。ヒカルは加賀に言います。「オレがんばってるからね」と。

院生の対局が続きます。


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