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伊角さん物語
このリレー小説は2chに書き込まれたものですが、かなりの部分を私が書いているので、
ここに勝手に掲載してもあまり苦情は出ないだろう、ということで上げておきます。
まぁ当時その場にいなかった人が見ても、そんなに面白くないかも知れませんが。
伊角さんは果たしてプロになれるのか?3
- 3 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日) 01:54
- 和谷「来年待ってるからな」
進藤「伊角さん、また一緒に碁会所行こう」
奈瀬「お互いプロになってから、また会いましょう」
師範「君は今年壁を越えたように思う。来年こそはきっと行けるよ」
さようなら伊角さん。
- 5 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日) 02:17
- >>3
そのシーンの後に去年の回想。
師範「君は今年壁を越えたように思う。来年こそはきっと行けるよ」
- 6 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日) 03:15
- >>5
そのシーンの後に一昨年の回想。
師範「君は今年壁を越えたように思う。来年こそはきっと行けるよ」
- 7 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日) 03:39
- >>6
そのシーンの後に3年前の回想。
師範「今年はだめだったけど君もかなり力を付けて来た。来年はきっと行けるよ」
- 8 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日) 05:19
- >>7
そのシーンの後に4年前の回想。
師範「あと一歩だったね。でも君はまだ14歳だからね。この年齢で
ここまで行ったら凄いよ。来年はきっとトップ合格だね」
- 9 名前:まだ続けるのか… 投稿日:2000/10/15(日)
07:50
- >>8
そのシーンの後に5年前の回想。
師範「伊角くん素晴らしいよ。今年棋院に来たばかりだっていうのに
ここまで打てるとは…。来年が楽しみだね」
- 11 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日)
08:05
- >>9
そのシーンの後に6年前の回想。
師範「置き石が3つあったとはいえ私に勝てるとは凄いね。
院生試験は文句無しで合格だよ、来月から来なさい。」
- 14 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日)
11:02
- >>11
そのシーンの後に7年前の回想。
ダケさん「あんちゃん、強いね。俺はよう、昔3年くらいプロやって
たんだぜ。その俺に互先でここまで打つとは大したもんだ。院生
になれよ。院生って知ってるかい?日本棋院の。あんちゃんなら
きっと1年でプロになれるぜ」
- 19 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日)
12:36
- 回想シリーズマジでおもろい(笑)
>>14
そのシーンの後に8年前の回想。
伊角父「ほう、こりゃあ信じられん。シン、お前才能あるよ。
まさか俺が小学四年生のお前に負けるとはなあ。まあ、俺も大して強くはないが…
楽しいなら、今度碁会所でも連れて行ってやろうか?
こうなったらプロでも目指してみるか?なんてな、ははは」
- 20 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日)
14:56
- >>19
そのシーンの後に9年前の回想。
芦原「うーん、君、なかなかやるね。この僕が負けるなんて。
僕が年下の子に負けたのは君で二人目だよ。でも君まだ定石
を覚えてないね。囲碁の本持ってる?少し分けてあげるから
勉強してみない?君、その内プロになれるかも知れないね」
- 21 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日)
15:06
- >>20
そのシーンの後に10年前の回想。
学校の先生「伊角くん、君には将棋は少し難しいかもしれないね。
囲碁なんかどうだい?」
- 22 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日)
15:30
- >21
そのシーン後に15年前の回想。
伊角ママ「まぁ、この子ったらおじいちゃんの碁石で遊んでいるなんて。
他にもおもちゃは一杯あるのにね。って、きゃー!しんちゃん!
パパ大変よー!しんちゃんが碁石の飲んじゃったわー!
きゅ、救急車ーー!」
- 24 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日)
16:09
- >22
そのシーンの後に18年前の回想。
伊角父「女の子が欲しかったなあ…」
伊角母「うまれちゃったものはしょうがないわよ…」
- 25 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日)
16:27
- >>24
そのシーンの後に20年前の回想。
男「落ちた。もう来年は30歳。終わったぜ俺のプロへの挑戦。
もう生きていく気力がない。鬱だ。氏のう」
男は翌日東京湾に入水自殺した。実は伊角の前世である。
- 26 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日)
16:30
- >>25
そして伊角の背後にはプロになれなかった男の霊が
憑いている。「まだ俺は碁を打ちたい…」
因みに、対局で負けると吐き気がする。
- 27 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日)
16:36
- >>26
その人と打っていたら伊角は弱くなった。
そして試験に落ちる・・・
- 28 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日)
17:52
- >>27
伊角父「…今年も合格できなかったか…
間違いなく実力はある筈なんだが…
もしかしてなんか悪い霊にでも取り憑かれてるんじゃないか?お前。
…なんてな、わはは」
去年の出来事と云う事にしておきます。
- 29 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日)
19:37
- どういうわけか140年前の回想。
伊角(先祖)「去年も一昨年も秀策に負けてしまった...今年も駄目だったら拙者はもう
自分が情けなくてやっていられないでござる」
だが彼は今年も秀策に挑んだ!
秀策「佐為、あの者は強くなっていたか?」
佐為「弱いですね、ぜーんぜん弱いです。アハハハハ」
伊角(先祖)の夏は終わった...
- 30 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日)
20:44
- 一年後の伊角さん
本田「ああ、俺は今年で院生終わりだ。がんばらないと(伊角さんの二の舞はごめんだ)」
フク「ねえ。アレ。伊角さんじゃ。」
ヒゲを生やした地味な青年がそこにいた。
奈瀬「伊角クン。今年も来たんだね!」
伊角「俺は伊角なんて名前じゃないよ。誰だ?君達。」
ちなみに今回の合格者(門脇、本田、小宮)
- 31 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/15(日)
23:08
- 二年後の伊角さん
足立「ああ、俺は今年で院生終わりだ。がんばらないと(伊角さんの二の舞はごめんだ)」
フク「ねえ。アレ。伊角さんじゃ。」
金髪のロングヘアーに真っ赤なワンピースを着たオカマちゃんがそこにいた。
奈瀬「伊角クン。今年も来たんだね!」
伊角「アタシは伊角なんて名前じゃないわよ。誰?あなた達。」
ちなみに今回の合格者(片桐、フク、足立)
- 32 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/16(月)
00:41
- 三年後の伊角さん
高倉「ああ、俺は今年で院生終わりだ。がんばらないと(伊角さんの二の舞はごめんだ)」
中村「ねえ。アレ。伊角さんじゃ。」
爆発したようなアフロヘアーに丸いサングラスをかけた黒人がそこにいた。
奈瀬「伊角クン。今年も来たんだね!」
伊角「ワタシハ伊角ナンテナマエジャナイデ〜ス。ダレデスカ〜?アナタタチ。」
ちなみに今回の合格者(高倉、飯島、奈瀬)
- 37 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/16(月)
03:49
- 十五年後の伊角さん
奈瀬「あんたの息子、今年プロ試験受けるってホントだったんだ〜」
和谷「ま〜な。コイツ今院生トップでさあ。それで落ちたらシャレにならねーよな(伊角さんの二の舞はごめんだ)」
和谷の息子「ねえ。アレ。伊角さんじゃ」
ネコのような生き物のかぶりものをして風船をくばる人物がそこにいた。
和谷「伊角さん!オレにはわかる、伊角さんだろ?」
伊角「何言ってるモナ。モナは伊角なんて知らないモナ」
奈瀬「てゆーか伊角くんもう年齢制限こえてるから受験できないってば」
伊角「黙れ」
越智「あっ、なつかしの黙れ攻撃。」
- 40 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/16(月)
05:18
- 五十年後の伊角さん
研修センターの管理人をしている奈瀬「今年、和谷のお孫さん
プロ試験受けるんでしょ? 院生でトップなんだって? 凄いね」
院生師範をしている和谷「ま〜な。でも今年は進藤本因坊の孫も
外来で来るから、がんばらねーとな(昔の伊角さんの二の舞はごめんだ)」
手伝いに来ていた福井碁聖「ねえ。アレ。伊角さんじゃ」
白髪を歌舞伎の獅子のように乱し、杖をつきヨロヨロと歩いてくる老人がそこにいた。
和谷「伊角さん!オレにはわかる、伊角さんだろ?」
伊角「え?なんだって? 最近耳が遠くてのぉ」
奈瀬「伊角くん、もう年齢制限こえてるから受験できないってば」
伊角「黙れ」
越智「あっ、なつかしの黙れ攻撃。」
- 41 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/16(月)
05:30
- >>40
そして伊角は、そのまま老衰で倒れた…。
まさに自らが黙ってしまったのだ。
さようなら伊角。どこぞの碁盤にでも宿ってください。
- 43 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/16(月)
05:50
- 伊角さんの告別式
和谷院生師範「伊角さん、伊角さんは自分ではプロになれ
なかったけど弟子から53人のプロ棋士が輩出し、
タイトルホルダーも4人出た。伊角さんのことを忘
れる人はいない。天国でもいい碁を打って下さい」
進藤本因坊「伊角さん、もう一度一緒に寿司屋に行きたかった」
福井碁聖「伊角さん、一度きちっと打って勝ちたかった」
奈瀬研修センター管理人「伊角さん、好きだったのに」
越智棋聖「八冠制覇を目指す僕の最大のハードルだと思ってたのにな」
さようなら伊角さん、安らかに。
- 50 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/16(月)
10:15
- 千年後の伊角さん
越智子孫「なんだろう、この台。涙のシミみたいなものが...」
伊角さん「オレの声が聞こえるの?」
越智子孫「誰?誰かそこにいるのか?」
伊角さん「ああ神様ありがとう。オレはもう一度現世に戻るぞぉ」
中略。
伊角さん「オレはもっと碁が打ちたかった。てゆうかプロになりたかった...」
越智子孫「あのすいません、碁ってなんですか?」
伊角さん「えっ、碁ってすたれちゃったの?事実ならオレビビっちゃう」
越智子孫「昔そんなゲームがあったんですか。全然知らなかった。
でもそんなもののためにしつこくこの世にとどまろうなんて、アナタ変わってますね(藁」
伊角さん「黙れ」
越智子孫「あ...なんだかすごく懐かしい...」
- 51 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/16(月)
12:55
- 越智子孫「で、碁ってどんなゲームだったの?」
伊角の霊「木の盤の上に19本×19本の格子状の線を
引いて、黒と白の石を並べていくんですけどね」
越智子孫「へえー、ゴンゴンに似てるね」
伊角の霊「それ、どんなゲームなんですか?」
越智子孫「ボクもよく知らない。興味あるんだったら
近くの文化センターで講習やってたと思うから、
連れてってあげるよ」
伊角の霊「ワーイ!」
2年後、伊角の霊+越智子孫はゴンゴンのプロになった。
伊角の霊「私はなんだか千年たまったカルマを解消した
ような、すっきりした気分です(笑顔)」
- 53 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/16(月)
13:01
- >>51
そしてカルマが解消された伊角さんは越智子孫から
離れて昇天していく。越智子孫は伊角がいないと
不安な気がしたが、実際に打ってみると伊角がいた
時よりも自分が強くなっていることに気づいた。
- 54 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/16(月)
13:04
- >>53
そして天国に行った伊角さんは、天国にも囲碁のプロがある
ことを聞き、ゴンゴンのプロになった勢いで、天国の囲碁の
プロになることを決意する。天国では既に和谷や進藤や奈瀬
たちも囲碁のプロになっていた。
- 55 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/16(月)
13:09
- >>54
しかしそれから10年かけても伊角さんはプロになれなかった。
和谷「心配するなよ、伊角さん。天国はいつまでも年とらない
し、年齢制限気にしなくていいから10年でも20年でも
掛けていれば、いつかはプロになれるって」
頑張れ!伊角さん。
- 60 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/16(月)
15:01
- 【ゴンゴンのルール】
盤は現代の囲碁の碁盤より大きな21×21のものを使用
する。石は黒・白・赤・青の4色で、4人で打つ。打つ順
番は時計回りだが、アタリになった時はアタリにされた人
の所に手番が移動する。よって自分の右の人にアタリを
掛ければ、次にまた自分が打てるので、自分の右側にいる
人を攻めるのが定石。また一度打った石を1回だけ1路
移動させることができる。間違って2度動かしたら反則
負けなので、どの石を動かしたかを覚えておかなければ
ならない。記憶力の要求されるゲームである。石を移動
させる時に石がぶつかりあってゴンゴン音がするので
ゴンゴンという。
- 62 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/16(月)
15:05
- >>60
そのゲームは遙か昔に、たいへん素晴らしい碁の打ち手が
誤って石を動かしてしまい、それが反則で負けてしまい、
そのショックで死んでしまったという伝説があり、それなら
一回だけは動かしてもいいことにしよう、ということから
生まれたものである。
- 67 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/16(月)
16:26
- (悪いけど天国編の続き)
天国でプロを目指す伊角さん。明日の一戦を勝てばいよいよ合格だ。
ヒカル「伊角さんずいぶん強くなったよね。どう?明日の景気づけのためにオレと一局。」
盤上は伊角さんの圧倒的優勢。ヒカル終始おされっぱなし。
伊角「(オレは昔のオレじゃない。年齢制限を越えてもがんばった。幽霊になってまで
がんばった。ゴンゴンも極めた。そう、オレは強い。何を不安になることが...
あっ!アテ間違えた!バカ!なぜ右からアテた?ここは左からアテる一手!
もういろんなことが頭にちらついて...)」
院生師範「!伊角くん、君、今打ちなおしたね?」
伊角「え?...あっ!」
院生師範「地上でもそれは重大な反則。ましてや天国でそんなことが許されると思っているのかい?」
伊角「そんな!いや、ちょっ、待っ...」
伊角さん地獄行き決定。
- 70 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/16(月)
17:59
- (そして地獄篇)
伊角「…はッ!ここは何処だ…!」
ダケさん「おう、あんちゃん久し振り(>>14)だな…1000年ぶりくらいか?」
伊角「ダケさん…ここは…まさか、地獄…?…本気で地獄逝きだとは思わなんだ!くそ、氏ね!師範め!」
ダケさん「まあ落ちつけ(´ー`)y-~~
…だがまあ、囲碁打ちが地獄に来たってこたあ、
つまり、あんちゃん才能があるってことだあな、プロの」
伊角「プロ…そうか…俺はついに天国でもプロになれなんだのか…畜生…ッて、なんですと!プロの才能!」
ダケさん「そうさ、あんちゃん地獄のプロ向きなんだよきっと…きっと天国で反則でもしてきたんだろ?」
伊角「くっ…そうだ、俺は卑怯な男さ!現世ばかりか天国でもプロになれなんだ!
なれたのはゴンゴンプロだけ!畜生!」
ダケさん「そんなあなたにピッタリのプロ資格…それが地獄プロ」
伊角「…なんだって、ダケさん!」
ダケさん「地獄でもプロはプロだ…100年に1度行われるプロ試験がちょうど来週にある。
あんちゃんのその腕と卑怯さがあればきっとすぐ地獄プロだ!
かくいう俺も地獄プロ…どうだ?」
伊角「(…卑怯なプロ?…そんなプロでいいのか?俺にプライドはないのか…!)」
ダケさん「1000年に1度、天国との交流戦もあるぜ」
伊角「やります」
かくして、伊角さんの地獄プロへの死闘が始まる…
下手だ、死にたい(;´Д`)
- 91 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/16(月)
23:28
- (伊角さんの地獄変)
伊角「うう…つらい…ヘタレとはいえオレはもともといい人キャラ…やはり地獄は性に合わない…」
謎の男「ほ...ほんいんぼ〜...ほんいんぼ〜...」
伊角「あっ、あれは緒方プロ!」
緒方「ほんいんぼ〜...ほんいんぼ〜...」
三谷「アンタ見たか?あの男の哀れな様を。」
伊角「君は?」
三谷「オレか?オレは仕様済みキャラ第3号。1,2号は中学の先輩さ。アンタは何号かい?」
伊角「仕様済み…?何号…?だって、オレは地獄プロを…」
三谷「ああ、アンタもダケさんに騙されたクチだな。地獄プロなんて真っ赤なウソ。
授業料とか称してあいつにぼったくられて終わりだぜ。オレもまんまと騙されたからな」
伊角「何だって!ああーオレのバカバカヘタレー!」
三谷「オレ達は使い捨てキャラとしてここで終わっていくのさ。結局は皆進藤の踏み台なんだ」
伊角「進藤…!おのれ…もう…もう許せない…こんなことがあっていいのか…
オレは決めた…奴に、進藤に復讐を誓う!碁会所めぐりなんかにのこのこついてきた
おのれの身を呪うがいい!ワハハハハ!」
ブラック伊角発動。もう誰も彼をとめられない。
- 93 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/16(月)
23:49
- (つづき)
闇のパワーを得てもうMAX状態の伊角さん。
とりあえず憎い奴等をかたっぱしからつぶしにかかります。(ダケさんは瞬殺)
越智「あれ、伊角さん。こんなところで何して..」
伊角「やい越智ゴルァ!オレはてめーの余計な言葉のせいでプロ試験落ちたんだゴルァ!」
越智「ぴぎい!」
真柴「万年院生の伊角さんじゃないですか。もしかしてまだ院せ...」
伊角「うるせーぞゴルァ!氏ね氏ね氏んでしまえ!」
真柴「ぎゃん!」
飯島「げっ、伊角さん!他人事他人事、こそこそ...」
伊角「飯島ゴルァ!よくも伊角さんは落ちたなとか言ったなゴルァ!その通りになっちまったじゃねーかゴルァ!」
飯島「ほげれ!」
伊角「フハハハハ!オレは無敵!無敵なのだ!さあ進藤出てこい!出て来ないならこちらから行ってやる!
覚悟しろワハハハハハ!」
どうなる進藤。
- 94 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/17(火)
00:07
- (さらにつづき〜伊角さんの蜘蛛の糸〜)
伊角さんもうアレになっちゃった。本当に誰も伊角さんを止められないの?
いえ、そうではありませんでした。この世の全てをつかさどるアノお方ならなんとかしてくれるかも…!
(の の)「あー、ネタが無い。ネームがうまくいかなーい。もうどうしよ。困った困った」
神様はふと名案を思いつきました
(の の)「そういえば大昔に使ったキャラにいいのがいたっけか。よし、困った時はリサイクル!」
するするする。地獄に一本の細いヒモが下りてきました。
伊角「ワハハ...ん?なんだこれは?」
(の の)「それにつかまっておいでー。また使ってあげるよー」
伊角「え..ホント?ホントにホントなの?」
伊角さん素に戻っちゃいました。もう一心不乱に上ってきます。
三谷「オレ達はいいんだ!アンタ、進藤を倒してくれよ!」
筒井「頑張って伊角さん!」
加賀「(そっぽをむいて)もう戻ってくんなよ!」
伊角「ううっ、ありがとう、ありがとうみんな...」
さらにさらに上る伊角さん。あと少し、あと少しで天国です。
(の の)「あれ?そういえば私倉田さんを登場させたっけ?」
進藤「やだなア、まだ出てきてないですよ〜」
(の の)「そうだっけ?じゃここで出すか!あ、もう昔のキャラはもういいや。
倉田さんが美形ならみんな納得するだろうし。ヒモ切っちゃお」
ぷち。
伊角「ん?あれっ?あれーーーーっ!!!」
さようなら、さようなら伊角さん。私達はあなたのことけして忘れない。
〜終わり〜
- 98 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/17(火)
04:47
- 地獄から蜘蛛の糸によって救われるはずだった伊角さんは
「ほ」の気まぐれにより、また後一歩のところで下に落と
されてしまった。しかし勢いよく落ちたものだから、地獄
を突き抜けて、その実態はほとんど知る者のいないという
辺土界(リンボ)というところまで墜ちていった。
謎の男「お、アンタ気が付いたかい」
伊角 「あれ、ここは?」
謎の男「ここは地獄の下のリンボという世界だよ。あんた
何をしたんだい。ここに落とされてくる奴は相当
のワルか、相当の運のない奴だが。あれ、アンタ
どこかで見たことがあるね」
伊角 「あ、ずっと昔、碁会所で打ちませんでしたか?
えっと、確か神宮寺さん?」
謎の男「おお、あんたはあの時の院生かい。あんたなら
立派なプロになったんだろ?」
- 101 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/17(火)
05:37
- 伊角 「実は、まだプロになれてないんです」
神宮寺「ウソだろ、アンタみたいな強い人が」
伊角 「この辺土界には囲碁のプロはないんですか」
神宮寺「残念ながら無いね。囲碁のプロになるには
まずは地獄に戻らなくちゃ」
伊角 「済みません、戻り方を教えてください」
神宮寺「なかなか難しいよ。ここから出れた人は
数万年前にベールゼブブという人が一人
いただけだからな」
がっくりと肩を落とし、フラフラとどこかへ行こうと
する伊角さん。それを神宮寺は呼び止めた。
神宮寺「ちょっと待ちな。ここに行ってみな。地図
書いてやったよ」
- 104 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/17(火)
06:08
- 地図を頼りに伊角がたどりついた場所は「占いハウス・リンボ」
という看板がかかっていた。占い?大丈夫かなぁ。不安を覚え
ながらもドアをあける伊角。
「座りなさい」低く響く声に、そちらを見ると猿のような顔の
老人がいて、その前に黒と白の水晶の球がおかれていた。
「あれ?この人、昔どこかで見たことがある気がするんだけど」
猿翁「悩みは何かね」
伊角「僕は囲碁のプロになりたいんです。でもあと一歩の所で
どうしてもうまくいかないんです」
猿翁「どれ、占ってみよう。両手をこの黒と白の水晶玉に乗せなさい」
伊角が手を乗せると猿顔の老人はその上に手を乗せてきた。
ヒェーと思いながらも伊角さんは耐えていた。
- 105 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/17(火)
06:10
- 猿翁「分かった。君がプロになれないのは、遙か昔、君が
井上幻庵因硯という名前だった時に、相手に絶妙手を
打たれて負けたショックが尾を引いているからだ。
その因縁を破るにはその相手に一度圧勝しなければ」
伊角「その相手とは?」
猿翁「当時は本因坊秀策という名前だった。今は進藤ヒカル
という名前になっている」
伊角「進藤!アイツが?」
猿翁「君はひょっとして、そいつのためにプロへの道を
閉ざされたりしたことがあるのでは?」
伊角「でも、院生手合では彼に勝ってますが」
猿翁「その時はまだ彼は覚醒していなかったのだろう。
君に1ヶ月だけ時間をあげよう。今その進藤がいる
場所に君を転送してあげる。その1ヶ月の間に進藤
を撃破しなさい。」
伊角「分かりました。お願いします」
猿翁「但し、期間内に圧勝できなかったら、君は次は
どこに飛ばされるか分からない。ここよりひどい所
に行くかも知れないよ」
伊角「構いません」
伊角さんに果たして明日はあるのか!?
- 112 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/17(火)
15:01
- 伊角は気が付くと見覚えのある場所に来ていた。そこは天国棋院
の前の緩い坂であった。
「戻ってきた。まずは挑戦状を叩き付けに行こう」
伊角は棋院に入って名札の所で進藤が今いることを確かめると
中に入っていった。進藤は控え室で和谷たち数人と談笑していた。
伊角「進藤!」
進藤「あ、伊角さん、戻ってこれたんだ、良かったね」
伊角「オレはお前に挑戦する。1ヶ月以内にお前を撃破する」
進藤「え?伊角さんは十分強いよ、だってこないだも、ほとんど
伊角さんが勝ちかけてたじゃない」
伊角「。。。。。。お前、秀策の生まれ変わりだよな」
進藤「あぁ、その話、伊角さんまだ天国に来て10年しか
たってないから聞いてなかったのか。別にオレが秀策
な訳じゃないよ。秀策に憑いていた佐為がオレにも
憑いてただけ」
和谷「その件だったら『ヒカルの碁』という本に載ってるぜ、
伊角さん。棋院の1Fの売店にも積んであるのに」
奈瀬「伊角さん、天国ではみんなそれぞれ存在しているのよ。
今天国棋院では、塔矢父が名人で、秀策で本因坊で、
佐為が棋聖で、この3人を天国三強っていってるの」
伊角は混乱していた。なにがどうなってんだ?
越智「伊角さん、地獄に行ったんなら桑原先生見なかった?
去年秀策に負けて本因坊を失ったショックで天国の雲
を踏み外して地獄まで落ちていったという話なんだけ
ど。何か意趣返しを狙っているという噂もあるし」
伊角「黙れ」
- 113 名前:魁!名無しさん 投稿日:2000/10/17(火)
15:10
- 進藤「でも、伊角さん、戻ってこれたんなら、今から一局打たない?」
伊角「よし、打とう」
二人はさっそく碁盤を取り出して打ち始めた。ところが伊角は
地獄の打ち方にしばらく慣れていたため、つい天国では反則に
なることをしそうになる。「いけない。反則したら地獄行きだ」
ギリギリで踏みとどまっているが、それが気になって盤上の
戦いに集中できない。結果は3目半負け。
進藤「どうしたの、伊角さん、気が散ってるみたい」
伊角「いや、何でもない。明日も打とう」
進藤「うん」
しかし伊角はその後進藤に全然勝てなかった。そうこう
しているうちに、あっという間に25日が過ぎた。
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