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サルの分類
2004年は甲申の年です。ということでサルの話を少ししましょう。 サルは動物の中で人間に最も近い存在です。分類学的には霊長目に属します が、霊長目は真猿亜目(anthropoid)と原猿亜目(prosimian)に大別され、更に 真猿亜目は広鼻類と狭鼻類に細分されます。類人猿は狭鼻類に所属しています。 サルは古来より世間では「しっぽの長いサル」と「しっぽの短いサル」に 分類されてきました。英語では、しっぽの長いサルをmonkey, 短いサルをape と呼び分けます。漢字でも、しっぽの長いサルを猿と書き、短いサルを猴と 書きます。合わせて「猿猴(えんこう)」と呼ぶわけです。ヒトも猴(ape)の 一種ですので昔「Naked Ape(裸のサル)」という本がとても話題になったこと があります。純粋に動物学的な立場からヒトという生物を記述した本で当時 中学生などが性の参考書として読んでいたとか。。。。 以下サルの詳しい分類を見てみましょう。(分類方法には異説も多くあります) ■原猿亜目(prosimian) A.キツネザル類 (lemur) (1)キツネザル科 マダガスカル島の固有のサル。 (2)インドリ科 やはりマダガスカルにいる。同島の猿の中で最大のもの。 (3)アイアイ科 これもマダガスカル。指が長いのでユビザルとも。 B.ロリス類 (loris) (1)ロリス科 インドやジャワのスローロリス,スリランカの本ロリスなど (2)ガラゴ科 セネガルにいる小ガラゴなど C.メガネザル類 (tarsier) インドネシアやフィリピンにいる ■真猿亜目(anthropoid) A.広鼻類 (platyrrhine) (1)マーモセット科 (Marmoset) 南米にいる小さなサル。キヌザル、新世界サルとも (2)オマキザル科 (Capuchin Monkey) 尾の先端をくるっと巻くサル。中南米にいる B.狭鼻類 (catarrhine) (1)オナガザル科 (Guenon) a.ニホンザル亜科 日本猿,蟹食猿,赤毛猿,マンドリルなど b.オナガザル亜科 サバナモンキー,コロブスなど (2)類人猿(ape) a.テナガザル科 (Gibbon) インド,インドシナ,ジャワなどに分布する b.オランウータン科 (Orangutan) ボルネオやスマトラにいる c.ヒト科 c-1.パン属 ゴリラやチンパンジー,ボノボなど c-2.ホモ属 ヒト 西遊記の孫悟空のモデルとされる金絲猴(きんしこう)やハヌマーン・ラングール はいづれもオナガザル科に属しています。おそらくは赤毛猿の近類種になるの ではないかと思います。
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