巳年特集(2)海千山千

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「海千山千」とは辰年特集でも書いたかも知れませんが、蛇が山に千年、海 に千年住むと龍になるというものです。蛇が千年山で住むと海に降りて蛸に なるという話は各地にあり、実際にヘビがタコに変身するところを見た、と いう目撃談も数多くあります。

この蛇が変身した蛸は足が8本ではなく7本しか無いと言われており、その ため、タコを捕まえて足が7本しかなかった場合、海に帰すという習慣が、 かなりの地域に分布しているようです。

海千山千と似たものとしては「古狐」「古狸」の言葉もあります。妖怪の類 と見られることも多いですが、年を経た狐はお稲荷様のお使いになるという 説もあり、狐には蛇と同様の神聖な面も見られていたのでしょう。英語にも old fox という言葉があるようですが、いい意味はあまりないかも知れませ ん。古狸については古狐以上に良くないイメージがあるのですが、年を経た 狸が、病気で動けない和尚さんに代わってお寺の勧進をして回ったという話 も伝わっており、狸の持つ親しみやすいイメージから、そういう方向も出て きたのかも知れません。



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