神社と神様

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神社の意義

神社は神様がおられる所、あるいは神様と接触または通信できる場所です。

そこでは、真摯な気持ちで神様に感謝し、願い事を念じれば、その思いはきっと神様に届くことでしょう。

しかし、むろんよこしまな願いや自分勝手な思いは神様は聞いてくれません。西洋の諺に『天は自ら助くるものを助く』というのがありますが、日本の神様も同じです。

自ら十分努力し、目標にむかって一生懸命な者にこそ、神様の恩恵はもたらされます。勉強もせずに大学に合格したいとか、働きもせずにお金をもうけたいとか、そういう人にはいくら多額のお賽銭を入れても神様は知らないというでしょう。

神様に願うことはどこででもできますが、やはり神社のある場所は、神様と触れやすい場所です。昔から日本人はそういう場所を見つけては、きれいに鳥居で結界して、その場所を神社として守ってきたのです。

元々神社には神殿のようなものは無かったといいます。しかし6世紀に朝鮮から仏教が入ってきて、そちらがお寺を建て始めますと、神社にも建物が欲しいという声が高まり、神殿や拝殿が建てられるようになりました。その中でも石上神宮などは古式を守っていて大正時代まで拝殿のみで本殿はありませんでした。

礼拝の作法

神社に入る時は、きちんと鳥居の下をくぐりましょう。決して、鳥居の外側から不法侵入しないように。

不信心な者が鳥居を通ろうとすると、「おとろし」という鳥居を守る妖怪がその人の上に落ちてきて、体が重たくなるともいいます。

参道は真ん中を通らず、端の方を歩いて下さい。真ん中は神様の通り道になっていますので、神様とぶつかったりすると、バチが当たります。

御手洗(みたらし)がある場合、手を洗いましょう。

拝殿では、基本的には「二礼・二拍・一礼」です。二つかしわ手を打ってから、一礼する時に神様への感謝の気持ちや、願い事などを念じましょう。


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