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翌12月2日(土)曇り。

上京区のホテルを6時頃出てから北東に賀茂川の方へ向かい、7時頃植物園
の横を抜けてそのまま鞍馬街道に入ります。8時半に市原駅前を通過、9時
すぎに貴船口まで。

ここで右へ行けば鞍馬、左へ行けば貴船です。少し休んでから右手へ。上り
の道を約1時間で鞍馬の由岐神社(ゆきじんじゃ)に到達します。ここは
鞍馬山の鎮守社。「ゆき」とは神事に使う斎木(ゆき)あるいは斎酒(ゆき)の
こととされ、天慶3年(940)に宮中の由岐神社を勧請したものと伝えられます。
御祭神は大己貴命・少彦名命とされていますが、疫病封じと鞍馬の産土神と
して信仰されています。

お参りしてから今度は下り坂、貴船口まで戻って今度は貴船方面へまた上り
の道をのぼります。貴船口から貴船神社まで2.1kmですが、さすがに疲れが
出てくるので1時間半かかりました。神社について時計を見るともう12時半
です。

平安京の北を守る水神・高淤加美神(たかおかみのかみ)・闇淤加美神(くら
おかみのかみ)をお祭りする神社です。(「おかみ」は龗{雨/龍}の字
を使うことも←まぐまぐ版の人には見えないかも)罔象女神(みずはのめの
かみ)を加える人もいます。延喜式の名神大の由緒ある式内社で二十二社の
ひとつにも数えられています。

高淤加美神と闇淤加美神は同神であるという説がある一方で、対の神という
説も根強く、闇淤加美神とは谷間の深い渓谷の水面近くを流れる湿った風の
流れを表し、高淤加美神はその谷間を見下ろす崖の上を吹いている風を表す
とも言われます。基本的には女神と考えられ、水を司る女神ということで、
罔象女神とも混同されたのではないかとも思われます。これが貴船と並ぶ
雨乞いの神社である、丹生川上神社の御祭神は罔象女神とされながら上社と
下社には高淤加美神・闇淤加美神が祭られていますから、お互い様という
感じもします。

お参りしてから巨大な杉が並ぶ参道を更に500mほど上ると、奥宮があります。
本来はこの奥宮の方が本社で現在の本社は遙拝所であったともいわれます。
そちらにもお参りしたあと、境内の各ポイントを回るともう2時です。

さて帰りはさすがに下りなので早いです。2時間で精華大前まで降りてきま
した。ここから元来た道ではなく左手に曲がり、叡山電鉄に沿って岩倉方面
へ。岩座神社にお参りします。

古代の磐座信仰を残す神社。八所明神社・十二所明神社と並んでいます。八
所は岩座・新羅・八幡・賀茂・山王・春日・住吉・松尾で、十二所はそれに
伊勢・平野・貴船・稲荷が加わっています。それぞれお参りしてから近くの
山住神社へ。実はこちらが元々の岩座神社で、先ほどお参りしたのは明治時
代に遷座したもの。

お参りしてから更に叡山電鉄に沿って歩き三宅八幡へ。虫八幡とという別名
もあるところで、子供の病気平癒祈願で有名なところです。

お参りしてから更に今日の最終目的地、御蔭神社(みかげじんじゃ)。賀茂神
社の御祭神である賀茂別雷命がお生まれになったところとも、逆に天に昇っ
て行かれた所とも言われています。賀茂神社の葵祭りに先立って毎年四月に、
賀茂の神をここから賀茂神社に返す御蔭祭りがおこなわれており(現在は賀茂
神社側の御生祭(みあれまつり)と同じ日程でおこなう)、この神社の名前も
そこから出たものとのことです。

お参りしてから上京区のホテルに戻ります。その賀茂神社には明日行きます。




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