←↑→ 仮想旅2000(34) 摂津(2)・河内

翌10月20日(金)雨。

Tさんにお礼を言って家を出てからまず地下鉄南森町駅近く、大阪天満宮へ
お参りします。福岡の太宰府天満宮、京都の北野天満宮と並ぶ日本三大天神、
そしてここのお祭り天神祭は日本三大祭に数えられています。通称天満天神。

天暦3年に村上天皇(岡野玲子さんの「陰陽師」に出てきている天皇)の勅願
により御鎮座することになった古社です。元々は大将軍社(現在摂社)があ
った場所で、太宰府に流された菅原道真公はここにお参りしてから船で九州
に向かったとされています。

お参りしてから南下し、難波橋を渡って堺筋を下っていきます。なんばの街
を突っ切って、えびす町駅の所から右手に入って、今宮戎神社にお参りしま
す。行程5.3km。

大阪のえびす信仰の中心地。大都会大阪のど真ん中にあるだけに、えびす祭
りの時の賑わいは全国でもトップクラスです。御祭神は事代主神。それに
天照皇大神・素盞嗚尊・月読尊・稚日女尊をあわせてお祭りします。

お参りしてからすぐそばの広田神社にお参りします。歩いて5分ほど。境内
の赤土稲荷にもお参りしてから、次は北東方面へ。

約2km歩いて生国魂神社。御祭神は生島神・足島神。相殿に大物主神をお祭り
します。まるでお城のような独特の造りの社殿。神武天皇が九州から難波津
に到着した時、国土の神である生島神・足島神をお祭りしたのが創始である
とされます。式内社。名神大社。

神殿の形も御祭神の名前も独特ですが、城方向八幡宮・家造祖神社・浄瑠璃
神社・鞴神社などまた独特の名前の末社が境内にあり、各専門分野の職人さ
んたちの信仰を集めています。

境内各社にお参りしてから一路東へ。花園ラグビー場の北側を通り、枚岡公
園のそばまで。行程13km。枚岡神社にお参りします。

御祭神は天児屋根大神・比売大神・斎主大神・武甕槌大神。各々の神を祭る
神殿が4つきれいに並んだ枚岡造り。言わずと知れた藤原氏の氏神ですが、
奈良の春日大社が作られた時、ここから神が勧請されたため、元春日とも
呼ばれます。元々は神津岳の頂上に祭られていたのが白雉元年(650)に現地に
移されたとのこと。河内国一宮。式内社。名神大社。

今日はお参りはこれで終わりですが、このあと15km北上して、寝屋川市まで
行って泊まりです。寝屋川のホテルに入ったのは19時すぎでした。

翌10月21日(土)晴れ。

寝屋川のホテルを出てから淀川新橋で淀川を渡り、高槻市の三島鴨神社にお
参りします。「三島」という名前の発祥の地であり、事代主神と大山祇神が
出会った場所です。故にこの神社はこの両神をお祭りしています。風土記に
よれば、伊予の大三島に御鎮座する大山祇神は最初この地に御降臨し、その
あと大三島に移られたといいます。「みしま」とはこの淀川流域に散在する
多くの中州のことをいい、故にここが日本で最初の三島神社なのです。

事代主神は奈良の北辺の木津川(昔は鴨川といった)流域から川沿いにこの
地にやって来られて三島溝咋姫と結婚なさい、五十鈴姫をもうけます。その
五十鈴姫が神武天皇の皇后になります。

そういう経緯で、大山祇神も事代主神もいづれも「三島明神」と呼ばれるの
です。その名前の秘密がここにあります。

お参りしてから、北西に約3km行くと、今度は茨木市に入りますが、溝咋神社
があります。ここがその溝咋姫とお嬢さんの五十鈴姫の本拠地。ここは昔は
溝咋村といったのですが、近年では五十鈴姫にちなんで、五十鈴町と呼ばれ
ています。

お参りして11時半。東へ進み、枚方大橋で再び淀川をわたって一路北東へ。
八幡市まで約18km歩きます。到着は15時半。今日はもうこのまま市内の
ホテルに泊まります。




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