←↑→ 仮想旅2000(33) 熊野(6)・和泉・摂津

翌10月19日(木)晴れ。

Tさんのスケジュールが今日までしかあいていないこともあり、熊野の旅も
今日で終わりです。

和歌山からJR阪和線で1時間で鳳。歩いて10分の所に和泉国一宮・大鳥神社
があります。東京の浅草で「一の酉・二の酉」で有名な鷲神社を訪れました
が、ここが全国のお酉様の総本社になります。

この神社の創建については二つの説があり、ひとつは和泉国の大鳥氏の先祖
神を祭ったものであるという説、もうひとつは日本武尊の白鳥陵のひとつで
あるという説です。この付近は天皇陵が大量にある場所でもあります。

お参りしてから北へ30分歩き石津川を越えると、石津太神社があります。
ここは日本最古のえびすを祭る神社。御祭神は事代主神です。

この神社について説明していると長くなるので簡単にだけ書いておきますと
事代主神はこの地に五色の石を持って降臨してきたと伝えられています。
事代主神の本拠地は後日回る御所市なのですが、淀川水系に沿って、この
付近まで展開したのでしょう。淀川をはさんで、こことほぼ対象な位置に
全国えびす様の信仰の中心である西宮神社(御祭神西宮大神)があります。

お参りしたあと、石津川に沿って下流へ10分ほど歩いて、阪堺電軌の石津駅
に行きます。23分で住吉鳥居前。住吉神社にお参りします。

西日本に多く存在する住吉神社の中で、この大阪の住吉神社、山口県下関市
の住吉神社、福岡県福岡市の住吉神社の3つが「三大住吉」として信仰の
中核になっています。

この大阪住吉神社は住吉三柱の神を祭るそれぞれの拝殿が並ぶ横に神功皇后
を祭る拝殿が並ぶという特殊な配置をしています。それぞれにお参りしてか
らまた駅に戻ります。

さて阪堺電軌はこの住吉神社の所から今宮戎の方へ行く阪堺線と天王寺の方
へ行く上町線に分かれますが、私たちは上町線の方に乗り、東天下茶屋まで
行きます。駅を降りてから通りを回り込んで、阿倍王子神社へ。九十九王子
の中できちんと残っているものの中ではここが最も京都寄りの場所です。

お参りした後、裏側に抜けて右手かなり歩いた所にこの神社の境内外摂社で
ある安倍晴明神社があります。これはほんとに分かりにくい場所。さすが
晴明さまです。阿倍王子神社には八咫烏もきちんと祭られており、ここに
賀茂一族と土御門家の祖が同居しているというのは、面白い所。

お参りした後、東天下茶屋駅へ戻り、阪堺電軌で阿倍野まで行き、ここから
地下鉄の谷町線に乗ります。天満橋で降りて歩いて5分ほど。労働センター
のそばに坐摩神社の行宮がありますが、ここが九十九王子最北の窪津王子の
場所と比定されています。坐摩神社というのは神奈川でもいいましたが、
入国管理官神社。ここもまた絶妙の場所にあります。

ここにお参りして今回の熊野の旅を打ち上げにします。今日の午後はお休み
です。Tさんの家に泊めてもらいます。




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