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掲載が遅れたので追いつくまでしばらくできるだけ毎日掲載します。

翌9月7日(水)。今日も雨です。

朝から2kmほど離れた偕楽園まで歩いていきました。ここは金沢の兼六園、
岡山の後楽園と並ぶ日本三大名園の一つ。幕末の名君水戸斉昭(なりあき)公
が自ら設計図を引いたといわれる美しい園です。園内の楽寿楼にのぼると、
隣の千波湖の景色が美しく、落ち着いたそして広さを感じるところ。

さて今日目指しているのはこの偕楽園のそば(中?)の常磐神社。水戸光圀公
と斉昭公をお祀りしています。春にくれば梅がきれいなところです。

お参りをしてから資料館の方に回ります。光圀公(水戸黄門)が実際に漫遊し
てまわったルートや遺品、また光圀公が発案した大事業「大日本史」の草稿
などの展示物があります。

神社にお参りしてから、雨の中ですが偕楽園を少し散歩。好文亭でひと休み
してから、駅へ戻ります。

水戸での走行距離約6km。

水戸駅では鹿島臨海鉄道に乗ります。水戸発11:30鹿島神宮着12:42。

鹿島神宮にお参りします。

御祭神はもちろん武甕槌命(たけみかづちのみこと)。説明が必要な方は
こちらを見て下さい。
  http://www.anecs.net/spirit/zinzya/kami/mikazuti.htm

雨も少し小降りになって来ました。傘をさしたまま、駅前の急な坂道を登っ
ていきます。登り切ったところで大鳥居が見えてます。境内は森の中です。

鳥居を入って少しいった所右手に拝殿。拝礼します。

ここはいわゆる35〜36度線帯、日本列島で最大長の緯度線帯の東の端。西の
端はもちろん出雲大社。両者は対照的な空気を持っています。ここはまさに
青龍が昇っていく地という感じです。大きくダイナミックな力強さを感じます。

拝殿に参ったあとやはり奥へ。

かなり歩いた所に奥の宮があり、その先右手へ行けば「要石(かなめいし)」。
まっすぐ前へ行けば御手洗池。まずは要石へ行きます。

私の前を若いカップルが歩いていました。そのあとに続くように細い道を分
け入って行くと、やがて小さな囲いがされた中にその石はありました。

表面に出ているのはほんの小さな一角ですが、その下に巨大な岩塊があるの
でしょう。日本列島を押さえている石のひとつです。

お参りをして道を返し、先ほどの分岐点まで戻ってから、今度は坂を下って
御手洗池に行きます。この付近は水の豊かな地域。池のそばのだんご屋さん
でみたらしダンゴなど頂いて、一休み。ここはほんとにいいところです。

時計を見るともう14時。参道を戻ります。

鳥居を出てから、駅へは戻らずに左手の道を行きます。鹿島の町中を通って
いきます。

普通ならここから鹿取神宮へ直行するコースなのですが、今回は息栖神社に
立ち寄ることにしています。まっすぐ行けば20kmで済みますが、5kmほどの
寄り道。

124号線を南下していきます。124号線は途中の神社の所でふたつに分かれて
いますが、右側を通っていきます。1kmも右には北浦があるはずです。水郷と
はよく言ったもの。北浦の水は鰐川となって外浪逆浦に流れ込む。ここには
霞ヶ浦から常陸利根川、また与田浦から流れ込む川もあります。それがやがて
利根川に合流する。左手には鹿島港が迫っている。

そしてそのふたつに分かれていた124号線が再び合流し東へ折れた所が神栖町
の中心部。時計は16時。この先進むと宿泊できるような場所が無いので、今日
はここでストップ。ホテルに入ります。お風呂で足をよくもみほぐし、サロン
パスをたっぷり貼って寝ます。

翌9月8日(木)。今日は雨が上がっています。

県道44号線を下って行きます。途中の分かれ道を右手へ。ホテルを出てから
約20分で息栖神社に到着しました。

ここは鹿島神宮・鹿取神宮と並んで「東国三社」とも呼ばれたところです。

創建は古すぎて分からないようですが大同2年(807)右大臣藤原内麻呂の命に
より、元々日川(ここより5kmほど南東)にあった祠をこの地に遷座したとも
伝えられています。御祭神は岐神(くなどのかみ)・天鳥船神・住吉三神。
昔は水運交通の要所として栄えた場所です。

お参りをしてから鳥居の前の道を右(東)へ。いよいよ利根川を超えます。

少し歩いて常陸利根川にかかる息栖大橋。大きな橋ですが、これを越えた所
はまだ中州。そこから更に利根川本流にかかる小見川大橋を越えて、そこか
らが下総国です。

今度は国道356号線を北西へ。昨日と違って雨ではないのが助かる所。ひたす
ら歩くこと3時間。お昼前にやっと香取駅のところまで来ました。ここからの
道は知っているので安心。でもまだここから2.5kmしかも途中から山道になり
ます。

迷いようがないもののジグザグの道を歩くこと約30分。坂が見えてきました。
ここでほんとは右手の自動車道を行くのがお勧めなのですが、勝手知ってい
ますし、100mほど先を中年のご夫婦が歩いているのを見ましたので、左手の
近道を通ることにしました。

こちらもかなり疲れてはいますが、そのご夫婦に離されないよう頑張って歩
いて行くと、あっという間に鹿取神社の境内に出ました。

この鹿取神宮は経津主神をお祭りする神社。詳しく知りたい方はこちらを
見て下さい。
  http://www.anecs.net/spirit/zinzya/kami/hutu.htm

森の中の曲がった道を歩き、楼門を通って拝殿へ。拝礼してから記帳します。

鹿島・鹿取と並び称される神社ですが、もし陰陽を付けるとしたら間違いな
く、鹿島が陽で鹿取は陰でしょう。鹿島の峻厳さに比べて鹿取は優しさを感
じます。もっとも参拝に必要なエネルギーはこちらがずっと大きいですが。

帰りは正門側に出てこちらの要石にも御挨拶。

バス停のところで一休みしてから、今度は表の自動車道を通って香取駅に戻
ります。香取駅から神社まで約40分で来ましたが、帰りはさすがに1時間かか
りました。香取駅に着いたのがもう14時すぎ。しかしこの付近は首都圏とは
思えないほど交通の便が良くない。ちょうど1本行ったばかりだったので1時
間この小さな駅で待ちます。鹿取を15:03に出て千葉に16:23着。今日はこの
千葉で一泊します。





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