仮想旅2000(3) 青森/八戸→十和田

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さて青森ですが、前回の神社の旅でもお寺の旅でも津軽地方を訪れているの で、今回は南部地方を訪れることにしました。

9月2日(土)早朝ホテルをチェックアウトした私は、まだ雨が降る中約1kmほど 離れた長者山まで行ってきました。

「山」とは言っても小高い丘という感じ。私が子供の頃、この麓付近の親戚 の家に何日か泊まっていて、毎朝この長者山の上でおこなわれていたラジオ 体操に出てハンコをもらってきていました。

この長者山の上にあるのは新羅神社・八坂神社・桜山神社の3社です。新羅 といっても別に朝鮮とは無関係。ここは南部藩のご先祖である、新羅三郎・ 源義光(八幡太郎・源義家の弟)を祀る神社です。八坂神社はもちろん牛頭 天王。ほかここには稲荷神・天照大神・八幡神・金比羅様・高おかみ神・地 主権現などが祀られています。実際問題として、この長者山全体がひとつの 聖域です。

静かな気持ちでお参りをしてから、山を降り、再び本八戸駅方面に向かいま した。徒歩距離約3km。

少しこのあと電車で移動します。7:11の普通列車で八戸駅に出て東北本線に 乗り換え、8:06に三沢に着きます。ここで十和田観光電鉄に乗り換え8:41に 十和田市に降り立ちました。今日はここから歩きです。

目的地は十和田湖。行程は40km弱。十和田市内のコンビニでおにぎりとお茶 を買って出発です。雨は少しこぶりになっています。

八戸市内から歩き始めてもいいのですが、山道になるので朝から歩き始めて 夜までに到着できる自信がありません。そこで途中まで電車を利用した訳で す。途中野宿覚悟であれば、十和田の方に回らず、八戸からまっすぐ五戸や 新郷村を通って戸来(へらい)山方面から十和田湖に出るルートの方が距離 的には近いです。しかし勾配はかなりきつくなりそうなので、十和田市から 奥入瀬(おいらせ)を歩く道を選びました。本当は新郷村はキリストの墓が ありますし、戸来山などは「ヘブライ」がなまったものなどという説もある くらいで、面白いのですが。

十和田市から国道102号線を約10km。1時間40分ほど掛けて歩いて十和田湖町 の中心部へ。歩いている内に雨もあがって来ました。役場の前で一休みして お茶を少し飲みます。足を少しもんでからまた歩き始めます。やがて完全に 雨が止むとこちらの、歩くペースも上がります。約14kmの行程で焼山到着。
時刻は13時。上々のタイミングです。

ここからは、ぼちぼちと歩く人を見るようになりました。さすがに紅葉には まだ少し早いですが、緑が美しい。川の音も気持ちいいですし、ここまでの 疲れが飛んでしまうような感じ。ちょっと靴を脱いで川の中に入ってみます とものすごく気持ちいい。

住まば日の本、遊ばば十和田、歩きゃ奥入瀬、三里半 /大町桂月

その歌の通り、焼山から子の口(ねのくち)までの距離は3里半、約14kmあ ります。滝など見ながら少しゆっくりしたペースで歩きました。

千筋の滝・雲井の滝・白布の滝・岩菅の滝・玉簾の滝・白絹の滝・白糸の滝・ 双白髪の滝・不老の滝・姉妹の滝・九段の滝・・・

ほんとに美しい名前が付いています。私の心の中も透明になっていく感じで す。やがて銚子大滝。和井内貞行がヒメマスが遡上できるよう迂回路を作っ たところです。いよいよ奥入瀬も終わり近くかと思うとちょっと寂しい。子 の口に付いたりは16時ちょっと前でした。16:30の十和田湖周遊船の最終便 にきれいに間に合いました。予定通り。

この周遊船も今まで何度も乗っていますが、何度来ても十和田湖の美しさは 変わらないという感じです。何度も聞いたような観光ガイドを耳にしながら 少しうとうとしかかった頃、休屋(やすみや)に着きました。今日はここで 泊まりです。

(2000-09-07)
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