↑ ← → 仮想旅(47)福岡:宮地嶽神社
written by Lumiere on 96/12/24 09:52
国道まで歩いて戻り、バスで那覇空港に戻ります。時計を見ると12時前。飛行
機の時間があるのでお昼ご飯は南国の美味に舌鼓を打ち、13:50の日航ジャンボ
機で福岡へ。15:20の到着。地下鉄に乗り、中州川端で乗り換えて貝塚へ。15:
59の到着。ここから16:01発の西鉄宮地嶽線に乗り込みます。16:37に宮地岳駅
着。ここから参道を10分ほど歩くと今回の最後の目的地・宮地嶽神社(みやじ
だけじんじゃ)にたどりつきます。

福岡の神社といえば筑前一宮の筥崎宮(はこざきぐう)がありますし、神宮皇
后ゆかりの香椎宮や応神天皇生誕の地宇美八幡、菅原道真公と飛び梅で有名な
太宰府天満宮があり、博多の総鎮守・櫛田神社に、日本三大住吉の一つである
筑前住吉神社、古代の祭祀の影を残す筑後一宮高良大社、そして宗像三女神の
本拠地・宗像大社もあります。

その中でこの神社を選んだ理由は単純明快。私がずっとこの神社にお世話にな
っているからです(^_^;; 厄祓いにも行ってますし、大きなプロジェクトをや
った時に成功の祈願に行ったこともありますし、何よりも結婚式をこの神社で
あげました(^^)v。

宮地嶽神社は日本一の巨大なしめなわを持っています。これは3年に一度作り
直すのですが、今年がその年。この17日に張り替えられたばかりです。私が対
馬に行った日でした。

駅のある所は参道の途中。一の鳥居は海に向かって立っています。参道の途中
にお不動さんもありますが今回はパス。てくてくと歩いて行き、やがてお店の
並んでいるところをすぎると境内に入ると同時に石段。100段弱くらいでしょう
か。登り切って右手に門があって、その向こうに拝殿があります。

参拝。ほんとにお疲れさまでした。そしてありがとうございました。

ここで今回の旅も終わりです。感謝を込めて二礼二拍一礼したあと、奥の宮へ。

ここの奥の宮は8つの神社からなっています。七福神社・不動神社・万地蔵尊・
淡島神社・濡髪大明神・稲荷神社・三宝荒神・薬師神社。中でも不動神社の奥
にある横穴式石室古墳は圧巻です。蝋燭を灯してお祈りした後、身をただして
中に入ります。ここは清浄な空間です。ここでは純粋に無心。

不動神社を出て帰路に付きます。

ここの石室古墳は寛保元年(1741)に山崩れがあってその姿を現したもので、中
からは国宝となっている金銅装頭椎大刀(長さ2m)などが出土しました。不動
神社はこの石室の見事さに感動した地元の人々が祀るようになったものです。

この神社の御祭神は息長足比売命を中心に勝村大神・勝頼大神を両脇に配した
宮地嶽三柱大神です。息長足比売とは神功皇后のことで、皇后が朝鮮に出発す
る前にこの地に一時滞在し、この神社後方の山から大海原を見、祭壇をもうけ
て天津神に祈願し、また朝鮮から戻ってきてから再びここで天津神に奉祀して
藤之高麿(勝村大神)・藤之助麿(勝頼大神)の二人にその後の祭祀を命じた
のが発端であるとしています。文献上の初出は1328年で、そこには宮地嶽社と
勝村大明社に関する記事が載っています。

この神功皇后がはるか遠くを見たという後方の山には奥の院があります。遊歩
道がありますので、山越え1時間コースで行くことができますが、その奥の院
の先にある展望台はまさに素晴らしく、270度ちかくもあろうかという大展望
が開けています。なおこの道を行く場合は、長袖の服にジーンズ、靴はトレッ
キングシューズか底が厚くて歯の大きめのズックが必要です。間違ってもパン
プスやスカートでは歩けない場所です。なお、山を向こう側に降りた後、電車
の駅まで結構歩く覚悟も必要です。

しかしあの景色は素晴らしい。(なお逆に向こうからこちらへ戻ってくるのは
相当けわしくなるので大変だと思います。下りだから通れるという感じです。
しかし展望台はその向こう側への下りの途中にあるのです)

かなり古い歴史を持つ神社ではありますが、この神社が栄えたのはむしろ明治
以降で、開運・商売繁盛に御利益の高い神様として崇拝され、多くの信者を集
めるようになりました。西日本一帯に幾つかの分社があるようです。私もここ
との関わりはじめは佐世保の宮地嶽神社でした。

宮地嶽神社境内の奥の宮から少し降りた所には、飛騨から移築した合掌造りの
民家が幾つか保存されています。またその民家の前に広がる菖蒲園には初夏に
なると紫色の美しい江戸菖蒲の花が咲き乱れます。

私はまた長い参道を歩いて電車の駅まで戻りました。ここから宮地嶽線で貝塚
まで戻り、地下鉄に乗り継ぐと、家まで戻ることができます。あわただしい19
日間の旅でした。




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