↑ ← → 仮想旅(46)沖縄:波上宮
written by Lumiere on 96/12/21 18:01
12月20日・金曜日。

林田温泉を7:40のバスで出て8:40に鹿児島空港に着きました。次の目的地は沖
縄。当然飛行機で移動します。9:15のエアーニッポン機で沖縄へ。10:40の到着。

その飛行機が着いた那覇空港のすぐ北に目的地・波上宮(なみのうえぐう)は
あります。空港から市内バスで北上、明治橋を渡り西武門で下車、海岸の方へ
向かって5分ほど歩きます。波の上ビーチの南端に、美しい波上宮は鎮座して
います。

ところで明治橋で渡った所は大きな川のように見えますが、何川でしょう?
実はここは川のように見えますが細長い那覇港です。そしてこのひとつ東側の
橋、那覇大橋より向こうは漫湖。漫湖に流れ込む川は国場川です。富見城高校
付近より少し上から川になる感じです。実はこの界隈は昔は海で、海のそばに
漫湖があり、この波上宮付近を含む「浮島」が文字通り東シナ海に浮かんでい
たのです。それが度重なる埋め立てによりすっかり浮島も本土と陸続きになっ
てしまい、かつて海だった所の一部が那覇港として残っているわけなのです。

孔子廟の前を通り、鳥居を通って長めの石段を登ります。途中に折口信夫の碑
などが立っています。そして登り切った所に赤い瓦の屋根に赤い社殿の波上宮
が姿を現します。地元では「はじょうぐう」とか「なんみー」と呼んでいるそ
うです。

創設年代は不明ですが、かなり昔から琉球王朝の総鎮守・琉球八社の筆頭とし
て厚い保護を受けてきました。御祭神は熊野三所権現で、伊弉諾尊・速玉男尊・
事解男尊の三柱。

漁師が浜辺で不思議な光を放つ石を拾いました。これを祀って大漁を祈って漁
に出ると必ず豊漁であったといいます。そしてあるとき託宣があって、「私は
熊野権現である。波上に社を建てて祀れば国家を守護する」ということでした。
そこでそのことを琉球王に奏上したところ、社殿を造営しようということにな
ったというのが、伝えられる発端です。

この神社の社殿は第二次世界大戦で焼失しましたが、1993年に、やっと再建さ
れたものです。その真新しい拝殿でお参りをし、南国の暖かい空に北から南ま
で走り抜いて来た今回の旅の無事を感謝し、最後の目的地までの加護をお願い
しました。



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