↑ ← → 一宮とは
written by Lumiere on 96/12/18 01:46
さて、今回の旅の中でたくさん「一宮(いちのみや)」という言葉が出てきま
したが、これは昔の各国において、その国に国造(くにつくり)が着任した時
最初に詣でる神社として選定された、いわばその国の神社の代表のようなもの
です。又何か国内の神社に通達を出す場合、必ず一宮に最初に通達する慣例と
なっていました。

だいたいにおいてはその地方でもっとも有力な神社が選ばれていますが、有力
ではあっても修験道系などの仏教色の強い神社は選ばれないこともあり、たと
えば伊予国(愛媛県)では石鎚神社ではなく大山祇神社が選ばれていますし、
出羽国(山形県)では出羽神社ではなく大物忌神社、伯耆国(鳥取県)では大
山(だいせん)の大神山神社ではなく倭文神社になっています。

しかし、この一宮というのは制度的にさだまったものではなく、また時代的に
揺れがあるようですし、神社が移転を重ねて昔の神社と今の神社の対応が分か
らなくなってしまっているものもあります。その結果現在、同じ国の中で「自
分が一宮である」と称している神社が複数あるケースもあります。そんな中で
特に重要な資料となるのは次の二つの文献でしょう。

 『大日本一宮記』(室町時代のもの)
 『一宮巡詣記』橘三喜,江戸時代(延宝3〜元禄10まで23年掛けて巡詣)

これはいづれも全国66個の神社を選んでいるとのことです。下記に手元の資
料に見る一宮のリストをあげましょう。

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※「国造」に「くにつくり」とかなをふっていますが、「くにのみやつこ」と
 読みたいところですね。




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