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仮想旅(34)徳島:大麻比古神社
written by Lumiere on 96/12/17 03:00
12月14日土曜日。 朝7時にホテルを出て、鳴門市内からバスに揺られて30分。大麻比古神社(お おあさひこじんじゃ)の前で車を降ります。ここは阿波国一宮。地元では「お あさはん」と言うそうです。近くには四国八十八カ所霊場の第一番札所霊山寺 もあります。 御祭神は大麻比古大神。この神社の奥の宮が鎮座する大麻山が航海の目印であ ったため、航海の守り神として信奉されており、そのため古くから猿田彦の神 も御祭神とみなされてきました。 この神社の名前の「麻」はその通り植物の麻で、この地に麻や木綿が多く栽培 されていたことにちなんでいます。この神社はその一族・忌部氏の神で、忌部 氏はここから海路をわたって房総半島にも勢力を持っており、この四国の地を あわ(阿波)といい、房総半島南部をあわ(安房)というのは、この忌部氏の 命名です。安房の白浜近くには、ここと同様に大麻比古神を御祭神とする下立 松原神社があります。なお房総半島の「房」は「安房」の「房」であり、「総」 はふさ(麻)から来ているとされます。 ひっそりとしたたたずまいの権現造りの拝殿でお参りをして神社を後にします。 この神社の裏手には第一次大戦中のドイツ軍捕虜が作った高さ3m・長さ3m のドイツ橋というアーチ橋がありますが、今回はそちらはパスしました。