↑ ← → 仮想旅(16)山梨:甲斐国一宮浅間神社
written by Lumiere on 96/12/11 09:29
上諏訪を9:14のあずさ54号にのり、石和温泉で下車。10:10。今日は交通の便
がどうもよくない。タクシーで目的地の甲斐国一宮浅間神社(あさまじんじゃ)
へ。名前の通り、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)をお祭りして
いる神社で甲斐の国で富士山信仰の拠点となったところです。

木花開耶姫命は日本の山を管理している大山祇神の娘で富士山の神様で、また
神武天皇の曾祖母にあたり、皇室の祖神のひとりでもあります。その本拠地は
普通ここから当の富士山を挟んで向こう側にある富士宮の浅間神社とされてい
ますが、こちらも富士宮本宮に対して北口本宮と称しています。しかし甲斐国
から見た富士山というのは駿河国から見たのとはかなり違う印象がありますね。

この神社はかなり古い時代の創建のようで、元の宮はここより南2kmほどの所に
ある現山宮神社の所にあったのが富士山の噴火のため平安時代に現在の場所に
移されたものです。武田信玄など多くの武将に保護され、現在の社殿は江戸時
代のもの。4月15日の大神幸祭が有名で、この時はおみこしが甲府市の三社
神社まで行きます。

立派な拝殿でお参りをして待ってもらっていたタクシーに乗り、塩山駅へ。

なお、浅間神社の女神については、木花開耶姫以外にかぐや姫であるとする伝
承もあります。その説では竹の中から生まれた美女が天皇のプロポーズを断り、
富士山に登って岩窟に身を隠し、やがて浅間大神として示現するのです。林羅
山の「本朝神社考」に出てくる話です。



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