↑ ← → 仮想旅(7)福島/都々古別神社
written by Lumiere on 96/12/10 03:51
さて、今まで東北地方の幾つかの一の宮を通って来ました。

  津軽一の宮・岩木山神社 −奥日光
  奥州一の宮・塩釜神社
  陸中一の宮・駒形神社

しかし、なんといっても「一の宮」という呼称がもっとも古く与えられたのは
この都々古別神社(つつこわけじんじゃ)です。ただし、この一の宮というの
は今まで見た一の宮とは少し性格が違います。今までの3つの一の宮は古くか
らその地の民衆が信仰していた神を祀っている正真正銘の一の宮であるのに対
して、ここは大和朝廷が東北へのにらみを利かせる拠点として作ったものであ
るからです。しかし逆にその為もっとも古く一の宮として認定されて厚い支援
を受けたのでしょう。そして西方からやってきた人たちを守って来たのです。

この都々古別神社という神社は福島県にいくつもあるそうですが、特に有名な
のが八槻のものと馬場のものです。両者は社殿の規模も似ていて明治時代には
どちらが本社かというので勢力争いをしましまたが、結局どちらも同格という
ことで決着が付いています。ということで両方行きましょう(^^)

水沢駅に戻ったのが9:05でした。ちょうどやってきた9:08の一関行き普通列車
に飛び乗り、一関に9:34着。新幹線に乗り換えて9:47発のやまびこ36号で郡山
へ。11:08の到着。便数の極端に少ない水郡線ですが、この時間は非常にいい
連絡があるんですよね(^^)11:31発水戸行きに乗って磐城棚倉到着が12:36。

この駅から西の方に歩いて15分ほどのところに馬場の都々古別神社があります。
小高い森の中。ちょっとさびれた感じの古社。森が神社を溶かし込んでしまい
そうな感じがします。田舎の神社にはけっこうこういう感じのところが多く、
そう嫌いではない。

今日の後半はどっちみちローカル線の旅なので急ぎません。ゆっくりと駅に戻
り次の列車を待ちます。郡山駅で買っておいたおにぎりを駅のベンチでぱくつ
くと旨い!空気がいいんですね(^_^)

さて列車は14:46にやってきました。これに乗るも、次の次の駅、近津で降りま
す。14:52。今度はさっきより近いですね。10分弱でしょうか。

こちらの神社はきれいな彫刻の施された素朴ながらも荘厳なみごとな神社です。
なんでも福島県の民俗文化財にも指定されているとのこと。またこの八槻の都
々古別神社は近津明神の異名も持っており、この田園地帯一帯の守り神として
の信仰は厚かったようです。この古色を漂わせる現在の神殿は江戸時代に建て
られたものとのこと。朱塗りの拝殿と黒い本殿との配色が絶妙。

ところで御祭神にまだ触れていませんでしたが、都々古別神社の御祭神はいづ
れも味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)と日本武尊(やまとたける
のみこと)です。東の国を大和朝廷に従わせる為にやってきた日本武尊がこの
神社を建て、大国主命の子供の味耜高彦根命を祀ったのが神社の始まりである
としています。もしそれが事実ならもう1600年以上たっていることになります。

さて、八槻の都々古別神社に参ったあと、またまたゆっくりと駅に戻りますが、
なにせ、JRのこの区間は1日に9本しか列車の通らないところです(^^;ここ
はただひたすら待つしかありません(^^;; やっとのことで汽車が来ました。
17:06。もう日が暮れてしまいましたが今日はこれからまだかなり移動します。

水郡線の列車にゴトゴトと揺られて水戸に着いたのが19:02。これから鹿島臨海
鉄道に乗り込みます。水戸を出たのが19:14。鹿島神宮到着が20:15。普段はど
うということはないのですが、こういう長旅の時に夜の列車に揺られるのは結
構こたえます。一応水戸駅で駅弁を買ったので運よく座れた列車内で食べたの
ですが食が進みません。でも食べないともたないので無理矢理少しずつ食べま
す。そして鹿島神宮の近くのホテルに飛び込むと、お風呂にも入らずにひたす
ら眠りました。




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