↑ ← → 仮想旅(3)秋田/古四王神社
written by Lumiere on 96/12/09 02:43
さて日程がきついので早めに弘前市内を出たおかげで、岩木山神社から戻った
ら、まだ10:30でした。10:58弘前発のいなほ12号に乗って秋田へ。車内で駅弁
を食べて、到着は13:00。早速市内の小高い丘の上に立つ古四王神社へと向かい
ます。

ここの本来の御祭神は「齶田浦神(あぎたのうらのかみ)」と言って古代東北
で信仰されていた海の神です。この系統の神社は日本海沿岸の新潟付近以北に
数十社あるとされていますが、いづれも「こしおう」神社と呼ばれ、北を向い
て建っているのを特徴とします。漢字は越王・古四王・古志王など様々です。

なお、この越王とは、崇神天皇の時の四道将軍の一人大彦命(おおひこのみこ
と)のことであるともれます。四道将軍といえば氷室冴子さんの「銀の海・金
の大地」に出てくる日子座(ひこいます)・美知主(みちのぬし)親子もいま
すが、この大彦命は北陸方面からこの付近まで足を伸ばして、大和朝廷の勢力
を広げたようです。そのため、この古四王神社の文書上の御祭神には大彦命と、
齶田浦神に習合された武甕槌神(たけみかづちのかみ)が挙げられています。

この神社では5月8日の御神幸祭で糊付矛という占いの行事を行います。これ
は杉の竿の先に練った米糊を付けて、御輿の供をし、その後の状態で豊凶を占
うというものだそうです。

またここは神仏習合時代、亀甲山の山号があったため、現在でもそれにちなん
で摂社の田村神社の四方の壁には海亀の剥製が奉納されています。

お参りして秋田駅前に戻ると15:00。軽く喫茶店でお茶を飲んでから15:30発の
いなほ14号に乗り込みました。



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