蛤貝姫・蚶貝姫

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蛤貝姫・蚶貝姫
蛤貝姫・蚶貝姫 うむぎひめ・ききがいひめ
島根県の加賀神社・法吉神社

蛤貝姫(うむぎひめ)と蚶貝姫(ききがいひめ)は、大国主神が若い頃、兄たちに迫害されて殺された時、神産巣日神の命により、それを蘇生させた神である。一般的に薬の神様とされている。昔は薬を貝殻に入れていたことからの連想である。

また蚶貝姫(きさがいひめ)の子供が佐太大神である。

蚶貝姫が「加賀の潜戸(くぐりと)」と呼ばれる海蝕洞で大神を生んだ時、その場所が暗かったので金の弓矢を射た所、明るく輝いたという。

この神話は京都の賀茂神社に残る、玉依姫が川を流れて来た矢を拾ったら妊娠したという話と似ており、実際に蚶貝姫も金の矢で妊娠したのではないかと言う人もある。私はこの話から、クリムトの名画「ダナエ」で、天神ゼウスが金の雨になってダナエを妊娠させる話を連想した。

なお、加賀の潜戸は遊覧船が存在するが、運行が極めて不安定なので、行く場合、乗れなくて手ぶらで帰ってくることを覚悟の上で行くこと。事前に問い合わせていてもその日の海の状況次第では船が出せないことがあるもようである。



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