 
全国66ヶ国お寺巡り99(71) 羽前
松島海岸駅を7:31の仙石線の電車に乗り、仙台まで戻ります。到着8:08。
少し走って、8:13の仙山線快速に乗り継ぎます。9:03に山寺駅着。この駅の
そばにあるのが、通称「山寺(やまでら)」こと、立石寺(りっしゃくじ)です。
ここは奥の細道でも有名です。芭蕉が
閑さや岩に染み入る蝉の声 (しづかさや、いわにしみいる、せみのこえ)
の句を残した場所。蔵王を望む東北の一大聖地です。
ここは慈覚大師円仁の入滅の地です。
大師は栃木県岩舟町の生まれ。十五歳で比叡山に登り、伝教大師最澄の弟子
となりました。承和5年(838)入唐。同14年帰国。天台第3代座主となり、最
澄のあとをついで日本天台の理論的基礎を固めた人です。天台宗では彼の系
統が比叡山延暦寺を中心とする山門派を形成し、第5代座主の智証大師円珍
の系統が三井寺(園城寺)を中心とする寺門派を形成しました。
東北地方には慈覚大師が開いた寺が多く残っています。平泉中尊寺や毛毬寺、
下北半島の円通寺(恐山)などがあります。
この立石寺には、千年消えていない法燈があります。貞観2年(860)の創建の
時に延暦寺から分けてもらったものですが、一度だけ大永元年(1521)に兵乱
で堂宇が焼け落ちた時に消えてしまいました。そこで天文12年(1543)に再建
された時、再び延暦寺から分けてもらいます。
ところがその延暦寺の法灯が元亀2年(1571)に延暦寺が信長の焼き討ちで消え
てしまいました。そして延暦寺が秀吉の手で再建されたとき、こちら立石寺
の法灯を延暦寺に分けたのです。つまり延暦寺の法灯と立石寺の法灯は兄弟
関係にあり、両者一体で千年不滅の法灯を成しているのです。
立石寺根本中堂内陣の須弥壇には本尊・薬師如来座像があり、そのそば一対
の吊灯篭の中にその不滅の法灯が燃えています。
山寺はその名の通り、山の上まで僧坊があります。
根本中堂を出て、左手の山門から参道を昇っていきますと姥堂があり、やが
て仁王門をくぐると性相院、金乗院があります。そして、奥の院・如法堂に
至ります。
ここで性相院を左に行けば開山堂、五大堂があります。
開山堂は慈覚大師の廟で、背後の絶壁の上部に大師入定の窟があります。
五大堂は舞台造りです。
金乗院を右に行けば大岩壁。胎内堂・釈迦堂へたどりつきます。
胎内堂は岩穴の中で、胎内くぐりができるそうです。(今回はパス)釈迦堂
は岩山山頂になります。
五大堂や釈迦堂からの眺めは絶景とのことです。今回はパスです。
(C)copyright ffortune.net 1995-2007 produced by ffortune and Lumi.
お問い合わせはこちらから
|