←↑→ 全国66ヶ国お寺巡り99(54)伊豆

さて、久遠寺はさすがにボリュームがありました。夕方までかかってしまい
ましたので、今日はここまでです。ただ明日に備えて移動します。

身延線で富士まで戻り、東海道線で三島まで行きます。そして伊豆箱根鉄道
にのって、終点まで。今日のお宿は修善寺温泉です。

3月29日(月)。今日の最初の目的地はむろんここ修善寺の修禅寺です。以前は
町の名前も修禅寺だったのですが、後に善の字に変えられたようです。

修禅寺の創建は大同2年、弘法大師・空海によるとされています。奥の院とさ
れるのが町内の正覚院ですが、ここが空海の若い頃の修行の地であったとの
こと。空海が籠もったという馳籠(かりこめ)の窟があり、阿云の滝がかかっ
ています。

この正覚院の近くに樹齢1000年程の大きな桂の木があります。これは空海が
中国から持ち帰った桂の杖をさしたら根付いて大きくなったと伝えられるも
ので、この桂から桂谷の名前が生まれたといわれます。修禅寺も初期の頃は
桂谷山寺と呼ばれていました。

建長年間には鎌倉の建長寺を建てた蘭渓流道隆が住して中国の廬山に似てい
るとして肖廬山と称しました。南北朝時代に戦火で消失しますが、北条早雲
の叔父の隆渓繁紹が再建して中興の開山となりました。この時に寺は曹洞宗
に改められたようです。

なお、この修善寺温泉自体の発見者も空海であると伝えられています。空海
が桂川で、身体の弱い父親のからだを洗って上げている少年を見て、手にし
ていた独鈷で川の中の岩を打った所、そこから温泉が噴きだしたといいます。
これが現在の独鈷の湯です。

しかし伊豆はなかなか興味深い土地です。葛城山もあれば賀茂郡もあります。
秦氏と縁の深い聖徳太子の領地が多くあった場所でもあります。




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