←↑→ 全国66ヶ国お寺巡り99(49)上総

成田不動に参拝した後、いったん、総武本線で千葉まで行き、今日はそこで
泊まります。そして翌3月27日(土)。朝から外房線に乗り茂原で降ります。
ここから牛久行きのバスに乗り、笠森観音で下車。

今日最初の目的地は板東33ヶ所31番札所・大悲山笠森寺、通称笠森観音です。

伝教大師最澄が東国を巡錫中、楠の大木の根本に小さな十一面観音像がある
のを見ます。そこで大師はこの楠を刻んで高さ七尺六寸(約2.3m)の十一面観
音像をつくり、その小さな観音像を胎内に収めたといいます。

有名な懸造りの観音堂(重文)は後一条天皇が飛騨の工匠に造らせたもので
すが、その後焼失。現在の物は安土桃山時代の再建です。

花山上皇はここに参詣して「日は暮るる雨は降る野の道すがらかかる旅路を
頼む笠森」という歌を読みました。また日蓮上人はここに参籠して「憂きに
降る涙の雨に濡れじとて今日笠森を見に来けるかな」と読みました。当地に
は日蓮上人参籠の間が保存されています。日蓮上人は立宗の初期の頃、この
寺でもかなり説法をしたようです。

この寺の建立に関するもうひとつの伝説は笠森乙女伝説と呼ばれるものです。
観音様を深く信仰する娘が、その観音様の功徳により宮中に召されて出世し、
それに感謝して、ここに堂宇を建立したというものです。現在本堂の所に1
本の綱が渡されており、これは秘仏(丑年のみ公開,1426年の銘)のご本尊
様に結びつけてあります。この綱にハンカチを結びつけて帰ると、願い事が
かなうといわれています。




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