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←↑→ 全国66ヶ国お寺巡り99(32)阿波


さて、阿波は四国で、安房は千葉ですが、これは同じ忌部一族が開発した為
同じ名前が付いたものです。この四国の阿波の方が本家で、一部の人たちが
黒潮に乗って房総半島へ渡り、そこで安房の国を作りました。

私の旅の方は、室戸岬を11:51のバスに乗り、甲浦駅まで行きます。ここから
阿佐海岸鉄道、JR牟岐線の特急むろと2号と乗り継ぎ、14:19に徳島。更に
高徳線に乗り継いで降りた駅は板東。今日2ヶ所目の目的地はここから歩い
て10分。四国霊場の1番札所・竺和山一乗院霊山寺です。

ここは本来は隣接する阿波国一宮・大麻比古神社と一体のものです。阿波国
を開拓した忌部一族の先祖神・天太玉命をお祀りしています。霊山寺の方の
御本尊は釈迦如来です。

大麻比古神社は神武天皇の時代に建てられたものとされており、霊山寺はそ
の別当寺となっていました。開基は行基菩薩で天平年間。その後弘法大師が
四国霊場を開くに当たり、四国の東北の地に出発点を求めていた所、この地
で空に光明が射し、諸々の仏が来迎するのが見えたとします。そこでこれは
お釈迦様が霊鷲山で説法する姿が見えたのに違いないとし、天竺の霊山をこ
こに移さんとして、この寺に竺和山霊山寺の名を与えたとのことです。現在
の本尊は、その時弘法大師が刻んだものとのことです。

毎年、ここを起点として55日間で88ヶ所360里を歩き通す旅に出発する人たち
がたくさんいます。或いは逆打ちといって88番目の大窪寺から反時計回りに
88ヶ所を回って、ここで結願の人もいます。そのまだ白いあるいは充分に汗
ばんだ巡礼の衣装の人たちに混じって、中途半端に汚れた服で、お参りです。

(お遍路は一時期は車でという人が多かったのですが最近ちゃんと歩く人が
  増えています。それも大地の恵みを得るため、きちんと裸足で歩く人たち
  も多いようです。無論自信のない方はエアークッション付きのウォーキン
  グ・シューズなどを使った方がいいかも知れません。また特に女性の方は
  55日というのにはこだわらずマイペースで歩いた方がいいと思います。)




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