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さて、東萩駅に戻ると11時でした。駅近くのコンビニでおにぎりを買ってか
ら山陰線上りの特急に乗り、浜田まで行きます。駅を出て時計を見ると13時
すぎ。次の目的地はこの浜田市にある心覚院です。バスで20分ほどの行程です。

ここは浜田城を作る時の石切場跡に建っています。城が出来たあと、天台宗
であった来迎寺をここに移し、浄土宗に改めて寺名も心覚院としました。

ここのご本尊は阿弥陀如来立像。国の重要文化財にも指定されていますが、
光背の細工が細かく、とても美しい仏様です。地元では、この阿弥陀様は海
から浮かび上がってきた、という伝説もあるようです。一応、建長7年(1255)
の銘があります。

阿弥陀様にご挨拶をして、お寺を後にします。

少しだけ寄り道します。このお寺から200mほどの所に、会津八右衛門の碑が
建っています。幕末の浜田藩御用商人ですが、浜田藩の財政危機を救う為、
「例の」竹島を舞台に密貿易を行なっていました。しかしそれが藩内のゴタ
ゴタでばれてしまい八右衛門は死罪、担当家老は切腹。藩主も永蟄居になっ
た上、お家は奥州棚倉に移封という厳しい処分になりました。天保7年(1836)。
ペリー来航のわずか17年前のことでした。現在では八右衛門は英雄として、
このように碑が建てられ、人々から頌徳されています。私も合掌。

駅に戻ります。山陰線の上りに乗って約1時間半。神話の里、出雲市に到着
します。今夜はここで泊まります。




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