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ビデオ公開実験(1959)

1959年3月26日 芝電気(現・日立電子)がビデオテープレコーダの公開実験   に成功する。

 この時期芝電気が開発したVTRは斜め走査方式(Helical Scan)を採用していました。それ以前のビデオでは画像データをテープの幅方向(走行の直角方向)にまっすぐ記録していたのですが、Helical Scanでは、斜めに記録します。

 そしてヘッドを固定式ではなく円筒形の回転式にして、テープの走行する方向と同じ方向に回転させ、読みとるのです。

 これによってテープの記録密度を上げるとともに、より正確なトラッキングをすることができます。現在の家庭用ビデオもこの方式を継承していますし、ほかDATなどがこの方式を使っています。また近年医療用のCTスキャンで、同様のヘリカルスキャン、つまり螺旋状に体内を走査する方式の機械が登場しています。

 日本の家庭用ビデオはこの後、1960年代の半ばから各メーカーから本格的に販売が始まりますが初期の段階ではメーカー間の互換性が全くなかったため普及が遅れます。1969年にやっと統一規格が出来ますが、まだ当時はオープンリール型。カセット型のVHS・βが登場するのは1975〜1976年になります。

 1960年代のビデオというのは機械自体もメディアもとにかく高価で、天下のNHKでも放送した番組の記録を完全に残すことができず、大人気番組であった「ひょっこりひょうたん島」なども、わずか数本しか保存されていなかったそうです。(次から次へと重ね撮りしていた)


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