1977年2月23日 宇宙開発事業団の種子島宇宙センターから、日本初の 静止衛星「きく2号」が打ち上げられる。
日本のロケット打ち上げ基地は、ご存じのように、種子島と大隅半島内之浦があります。内之浦の宇宙科学研究所は日本で初めて人工衛星打ち上げに成功したところで、以前は東大の管轄だったのですが、現在は文部省の直管です。こちらはそもそも日本のロケット技術の開発のための研究をしているところです。種子島の方は文部省とは別に、とにかくなんでもいいからロケットを使って衛星を打ち上げたい、というところから出発しています。当初はほとんどをアメリカの技術に頼っていましたが、現在はかなり国産化が進んでいます。アメリカの部品だらけだった時代は、むこうが仕様を明らかにしてくれないのでブラックボックス故の苦しみがあったようですが、現在のように国産か部品が多くなり、分かりやすくなったはずの所でやたらと失敗が続いており、これは、はっきり言ってタルンでる、としか言いようがありません。