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ホテルニュージャパンの火災(1982)
1982年(昭和57)年2月8日深夜3時25分ころ、東京赤坂のホテル・ニュージャ パンでイギリス人男性が泊まっていた部屋から火事が発生、非常用設備の不 備のため、火はまたたく間に燃え広がり、、従業員による避難誘導もなかっ たため、死者33名・重軽傷者34名(内消防隊員7名)の大惨事となりました。 このホテルはスプリンクラーはまともに設置されておらず、防火扉はヒュー ズが切れていて不作動、自動火災報知器はスイッチが切られていて動作せず、 非常放送設備は故障の為使用できず、ということでなんともひどい防災体制で 当局からも再三の指導を受けていましたが、全く改善がされていませんでした。 経営者の横井英樹の危機意識の無さと目先の損得を優先した経営方針、そして 事件後に見せた開き直ったような言動は、多くの国民を唖然とさせました。 この事件後ホテルの防災体制に関する法令は強化されましたが、経営状況の 厳しいホテルにおいて、どの程度遵守されているかは必ずしも明快ではありま せん。もっとも横井ほどのひどい経営者はそうそうはいないはずです。 ニュージャパンの跡地は誰も買い取り手がないまま廃墟の状態で14年間も放置 されゴーストスポットとして名を馳せていましたが、同ホテルに多額の融資を していた千代田生命が結局競売で自己落札し、1996年に取り壊し、38階建ての 高層ビルを建築しようとしました。ところが、その後千代田生命自身が経営難 に陥って、計画は頓挫しています。 また横井の自宅はその後美白ブームを演出したトキノの鈴木その子さんが買い 取り、昨年から自宅を建築していましたが、先日その子さんが急死して、これ も工事は中断されています。
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