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日航逆噴射事故(1982)
昭和57年(1982)2月9日、午前8時50分頃、福岡発羽田行きの日航機(DC-8)が 着陸寸前に突然失速、空港手前の誘導灯に機首をぶつけて大破し、24名の 死者と142名の重軽傷者を出す惨事となりました。 これは昨日お送りしたニュージャパンの火災の翌日起きたものです。 事件後、原因調査が行われた結果、まだ着陸もしていない内に機長のKが 逆噴射操作を行っていたことが判明、それにより失速して墜落したことが 分かりました。副操縦士の「機長、何をするんですか!?」という声が ボイスレコーダーに残っていました。 結局機長は心身症と診断され、最終的には精神分裂症とされて不起訴処分 になっています。事件後航空機のパイロットに対する健康診断が実施され ましたところ、他の航空会社では不合格者が一桁であったのに日航からは 大量に不合格者が出てしまいました。 これは日航の複雑な労働組合組織の構成により機長が中間管理職の立場に 立って、非常にストレスが多くなる状況にあることも原因ではないかとの 指摘もありました。 戦後の航空機事故の歴史を見ますと、どうにも日航に偏っていることも 事実です。全日空の死亡事故は1971年に雫石で自衛隊の戦闘機に衝突させ られて墜落したのが最後で、これは全面的に自衛隊機に責任がありますか ら、その前となると1966年まで遡ります。このためこの事故、そして1985 年の御巣鷹山事故と続いたあと、日航の航空券がチケット屋さんで他の 航空会社のものより安売りされるようになっていた時期があります。
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