オリビア・ニュートン・ジョン(1948-)

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アメリカのポップス歌手という言い方が一番適切でしょうか、オリビア・ニュートン・ジョンは1948年9月26日イギリスのケンブリッジで生まれました。姉のロナ・ニュートン・ジョンも後に女優・歌手・作家になっています。お父さんはBrinleyといい大学のドイツ語の教授、お母さんはドイツ人でIreneといい、ノーベル賞物理学者マックス・ボーンの娘です。

5歳の時一家はオーストラリアに移住。このため彼女をオーストラリア出身と誤解している人も多いようです。

14歳の時から音楽活動を始め、1966年オーストラリア映画「Funny ThingsHappen Down Under」で映画デビュー、同年イギリスで「Till You Say You'll Be Mine」で歌手デビューしますが、映画も端役でしたし、歌の方も特にヒットはしませんでした。

彼女の歌が最初にヒットしたのは1971年アメリカで出した「If not for you」。この曲はアメリカのヒットチャートで25位、イギリスで7位にまで上がりました。彼女はこれを機会に多数のヒットを連発します。主なものでは

1972 Take Me Home Country Roads (このレコードはレア物らしい) 1973 Let Me Be There (グラミー賞受賞) 1974 I Honestly Love You [愛の告白] 1975 Have You Never Been Mellow [そよ風の誘惑] Please Mr. Please 1976 Come On Over 1977 Sam

普通のアイドル歌手なら、このあたりでそろそろ終了となるところなのですが1978年彼女にとって大きな転機が訪れます。ジョン・トラボルタと共演した「グリース」。この映画の中で彼女は今までの彼女のイメージそのままの清楚な女子高生を演じていますが、物語のラストでとつぜんアフロ・ヘアに濃厚メイクの女の子に変身してトラボルタと一緒に強烈なディスコサウンドの「You Are The One That I Want(愛のデュエット)」をうたい、ファンに衝撃を与えます。

そして1980年には一転してファンタジックな映画「Xanadu(ザナドゥ)」を撮ります。この中で音楽の理想郷Xanaduを作ることを父なる神から命じられた音楽の妖精キラを演じたオリビアは32歳とはとても思えない可愛いらしさで、この映画はひじょうに成功したアイドル映画となりました。

映画のテーマ曲Xanaduもポップな曲調でまた大きなヒットとなります。この映画の中で使用された曲では、Magic(マジック)とSuspended in Time(春風の誘惑)も大きなヒットとなっています。またこの映画のダンサー役で出演していたMatt Lattanziと彼女は1984年に結婚することになります(1995離婚,娘Chloe-1986生)。

そして1982年には最大のヒット曲Physicalを出します。この曲は全米ヒットチャートで10週連続一位を取りました。

その後も1983年映画「Two of a Kind」とその主題歌, 1985年のアルバム「Soul Kiss」, 1988年のアルバム「The Rumour」と活動を続けます。

1989年には国連の環境親善大使に任命されて世界各地を回ります。1990年代に入ってからは色々大変なことが続き、1991年に経営していたブティックが倒産、続いて流産、父の死と続き1992年には乳ガンに罹りますが手術を受けてこれを克服。1994年には新アルバム「Gaia」を出して元気な所を見せます。

1995年にはLattanziと離婚。1996年以降はPatrick McDermottと同棲中です。そして1998年にはまた新アルバム「Back with a Heart」を出し、また久しぶりにステージにも復帰して精力的にコンサートツアーをこなしています。1998年People Magazineは彼女を50 most beautiful people in the worldに選んでいます。


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