ポロック(1912-1956)

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画家のポール・ジャクソン・ポロックは1912年1月28日、アメリカのワイオミング州コディに生まれました。

3度に渡る高校退学処分の後、兄に同行してニューヨークに出、美術学校でトーマス・ベントンに学びます。23歳の時に公共事業促進局の壁画部門、ついで絵画部門に登録。この仕事を8年間続けました。33歳の時にはロングアイランドに農家を買い、その後亡くなるまでここを拠点に活動を続けました。その年リー・クラズナー(画家)と結婚しています。

31歳の時に最初の個展を開き、翌年ニューヨーク近代美術館が彼の作品を初めて買い上げました。その後もアメリカ・ヨーロッパで多数の個展が開催されています。彼の画風は初期の段階では何とか形のあるものが画面にありましたがやがて形はどんどん消滅していき、1940年代には色彩の羅列としかいいようのない完璧な抽象画に変化します。この時期彼は床に置いたキャンバスに上から絵の具を垂らすというドリッピングの技法を多用しています。

しかし彼は1951年突然抽象画批判を始め、再びイメージ性のあるものに回帰を始めました。その後の彼の絵がどうなっていくはずだったのか、たいへん興味があるところなのですが、非常に残念なことに1956年8月11日、自動車事故で急逝。享年44歳。


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