ハレー(1656-1742)

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1656年10月29日、「ハレー彗星」で知られるエドムンド・ハレーが生まれました。

ハレーは天文学者というよりもう少し広く地学者というべき人です。

天文学関係では、彗星の一部が周期性を持つことを発見し1682年に現れた大彗星が1758年にも出現すると予測した(ハレー彗星,1758年12月に観測されて実証された)ほか、南半球の星のリストの作成、恒星の固有運動・月の長年加速などの発見をしました。

また地球物理学の分野では貿易風や朝夕の研究、地磁気や磁極の研究などを行っており、泉・温泉の研究などもあります。地学関係以外では、レンズや光学に関する研究もあります。

またハレーは結果的には間違っていた訳ですが、地球が何層もの同心球で出来ていて我々が住んでいる地表よりも下の層にも別の地表があるかも知れない、という説を出しています。これは後にジュール・ベルヌのSFのネタにされました。

ハレー彗星は76〜79年の周期で規則的に出現しており、出現の最も古い記録はBC239年。そのほか、以前調べたところでは、次の年の出現を確認できています。(むろん洩れている間も76-79年周期で来ているはずですが)

 BC239,BC11,66,451,684,837,1066,1222,1301,1378,1531,1607,1682,1759,1835,1910,1986

作家のマーク・トウェインはハレー彗星の出現した年1835年に生まれ、ハレー彗星の出現した年1910年に死去しました。1910年の日本ではハレー彗星が来ると地球の空気が5分間無くなるという噂が流れ、その間空気を吸うために自転車のチューブが売れたという話が残っています。

なお、次のハレー彗星の出現は2061年です。


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