ダンテ(1265-1321)

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もう中年に達していたダンテはある日散策の途中でいつの間にか変な場所に迷い込んでしまいました。帰る道が分からず困っていると、導く者がありました。ここは生者の国ではない。しかしあなたはまだ死んでいない。帰してやりたいがいったん地獄・煉獄・天国を通過しないと、現世には戻れない。

そこでダンテは導く者とともに地獄・煉獄の各階層、そして天国までも見ることになるのです。地獄・煉獄で彼を導いてくれたのはローマの詩人ウェルギリウスでした。「アエネイス」の作者です。そして天国で彼を待っていたのは、ダンテの初恋の人ベアトリーチェでした。

。。。。。この物語「神曲」を遺したダンテ(Dante Alighieri)は1265年5月30日の生まれ。この作品ともうひとつ「新生」が代表作です。「神曲」は通俗的に読めば、あの世のツアーという感じで読んで飽きない作品です(天国編をのぞく)。なおこの作品で「煉獄」というのは、キリスト教のあの世観で地獄と天国の中間に位置し、そこで色々な罪滅ぼしや行を積んだ者はやがて天国へと進めるという場所です。そのダンテ、1321年9月14日死去。


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