人物-日本現代

このページは、日本の太平洋戦争が終わってから以降、現代(概ね1945以降)に活躍した人物についての情報を集めます。


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井上忠夫(1941-2000)
土光敏夫(1896-1988)


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↑ 野呂邦暢(1937-1980)
作家の野呂邦暢(のろくにのぶ)は1937年9月20日に長崎市に生まれました。
本名は納所邦暢です。

私は高校時代、野呂邦暢さんの公演を聞いたことがあります。高校にお招き
して体育館でお話を聞いたのですが、野呂さんは檀の上に登ってからしきり
に、バックに掲げられている『野呂邦暢 文学と精神』という幕を見ておら
れます。

そして開口一番おっしゃいました。

「いや、私は公演タイトルを『文学と青春』とお伝えしたのですが・・・」

電話でのやりとりなので、青春と精神を聞き違えてしまったのでしょうね。
会場はそれで爆笑となり、なごやかな雰囲気で公演は進みました。

北原白秋と山田耕筰が旅した時旅館に着いたら「北原伯爵・山田侯爵・大歓迎」
という幕が掲げられていて仰天した、などという話の類似話か?

野呂さんは長崎市で育ちまちすが、昭和20年の春、父親が戦争に召集された
ため、母の実家がある諫早市に移りました。この結果、危うく原爆で死ぬのを
免れています。

諫早高等学校卒業後、大学受験に失敗して東京でしばらくアルバイト暮らしを
していましたが、父親の病気で長崎に呼び戻され、その後1957年に佐世保の
自衛隊に入隊しました。しかしこの自衛隊に在隊中、諫早大水害(1957.7.25)
が起きて、少年時代を過ごした町は無残な姿になります。結局彼は自衛隊を
1年ほどで除隊しています。

1974年に芥川賞を取った「草のつるぎ」はこの時の自衛隊での経験をベース
にした作品です。

彼はその後非常に精力的に多くの作品を書いていますが、1980年5月7日、心筋
梗塞により急逝。42歳という、あまりにも若すぎる死でした。

(2013-09-19)

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