地域銀行の統合

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地方銀行・第二地銀などの地域銀行の統合を分かる範囲で下記に記した。全般的に概略を書いているので細かい事情については、各々の銀行の社史などを参照されたい。都市銀行の分はこちら

地域をまたがる統合


北陸銀行 ┐
     ├─ほくほくFG
北海道銀行┘
※北海道銀行に経営是正措置発動。北陸銀行との統合へ進む予定。北陸銀行は富山が本拠地だが「富山の薬売り」の活動のおかげで広い地域で営業活動をしていた。

※北陸銀行は破綻した石川銀行の支店の一部も引き継いでいる。石川銀行の全部を引き継いで欲しいと石川県から打診されたが、負担が大きすぎて北陸銀行自体が危なくなるとして断った。結局石川銀行は解散して5つの金融機関に分割譲渡された。

※両者は2004年9月統合されたが当面銀行名は以前からのものをそのまま使用する。


東北北海道方面


北洋相互銀行→北洋銀行─────┐
       ↑(解散営業譲渡)│
  北海道拓殖銀行       ├─北洋銀行
            札幌銀行┘
※元々札幌銀行は北海道拓殖銀行の子会社だった。拓銀破綻後、拓銀本体の店舗は紆余曲折の末北洋銀行が引き継ぐことになったが、札幌銀行も2001年に北洋銀行と共同持株会社を設立して、経営の統合がおこなわれた。2008年10月14日に合併して北洋銀行になった。


青和銀行──┐
      ├─みちのく銀行
弘前相互銀行┘

振興相互銀行→仙台銀行
        ↑(一部吸収)
徳陽相互銀行→徳陽シティ銀行
※徳陽シティ銀行は破綻したのち宮城県内の営業を仙台銀行に譲渡した。その他の営業は東日本銀行・七十七銀行・宮城県内の6つの信用金庫・北日本銀行・福島銀行・栃木銀行・武蔵野銀行などが引き継いだ。


      第八銀行
        ↓
宮城貯蓄銀行→五城銀行┐
七十七銀行──────┼─七十七銀行
     東北実業銀行┘
※1878第七十七国立銀行 1898株式会社に改組
 1893宮城貯蓄銀行設立 1921普銀転換して五城銀行
 1910東北実業銀行創立
 1914年山田九右衛門が第八銀行を国分町に開設(豊橋の第八国立銀行とは無関係)
 1923年五城銀行が第八銀行と合併
 1932年に五城銀行・七十七銀行・東北実業銀行が合併して(新)七十七銀行となる


       北都銀行
         ↑(吸収)
秋田相互銀行→秋田あけぼの銀行

殖産銀行    ┐
        ├─きらやか銀行 
山形しあわせ銀行┘ (2007年統合)

関東甲信越方面


東京相互銀行→東京相和銀行→東京スター銀行

※東京相和銀行は大規模な不正経理が元で破綻。その後をローンスター・ファンドが買い取り、東京スター銀行として再出発した。東京スター銀行は店舗を中部・近畿方面にも展開し、ATM網は西友やCGCチェーンの店舗外に設置して全国展開を図る一方、ネット取引と日本初のマスターデビットの発行で全国から顧客を獲得しており、もはや東京の地域銀行ではなくなりつつある。

※東京スター銀行が吸収した主な銀行:東京信用組合,東京中央信用組合,千葉県商工信用組合の一部,中部銀行の一部


太平洋銀行→わかしお銀行→三井住友銀行

太平洋銀行は1996.3に経営破綻し、受け皿として設立されたわかしお銀行に営業譲渡された。わかしお銀行は2003年、三井住友銀行を吸収した!!


ときわ相互銀行→東日本銀行

※東日本銀行が吸収した主な銀行:徳陽シティ銀行の一部,新潟中央銀行の一部


      関東銀行┐
          ├─関東つくば銀行┐
東陽相互→つくば銀行┘        ├─筑波銀行
銀行             茨城銀行┘ 
関東つくば銀行と茨城銀行は2006.7に合併して、ひたち銀行になることで2004.11合意したが、2006.3破断して、統合は中止になった。しかし再度協議を進めて2009.4 に統合を再合意。2010.3合併して筑波銀行となった。


        新銀行東京─┐
       東京都民銀行─┤
              ↓
八千代信用金庫→八千代銀行─┴─きらぼし銀行
         ↑(吸収)
国民相互銀行→国民銀行   
※八千代銀行は1989年2月に唯一相互銀行以外から普通銀行に転換した銀行。国民銀行が2000年に破綻したのち、八千代銀行に営業譲渡した。
2018年5月1日 八千代銀行を存続行として東京都民銀行と新銀行東京を合併し、きらぼし銀行となったが、統一金融機関コードは東京都民銀行のもの(0137)を使用している。
横浜興信銀行→横浜銀行

1920年.12 七十四銀行と横浜貯蓄銀行の破綻整理のため横浜興信銀行として設立。
1927年 左右田銀行を合併。
1928年 第二銀行を合併。
1941年 鎌倉銀行、秦野銀行、足柄農商銀行、相模銀行、平塚江陽銀行、明和銀行を合併。
1957年 横浜銀行に行名を改称。
2014.11 東日本銀行と経営統合に関する基本合意を決定
2016.4 東日本銀行と経営統合。コンコルディア・フィナンシャルグループ
2019.7 千葉銀行との業務提携を発表。

東海方面

第十九銀行┐
     ├─第八十二銀行
六十三銀行┘ 
19+63=82という足し算である。元々の第八十二銀行は鳥取県にあったもので安田銀行(現みずほ銀行)に吸収された。

岐阜銀行
↓(2012.9吸収)
十六銀行


甲信越方面

北陸方面


関西方面


京都相互銀行→京都共栄銀行
         ↓(吸収)
         ↓    滋賀相互銀行→びわこ銀行
         ↓            ↓
幸福相互銀行→幸福銀行→関西さわやか┐   ↓
            銀行    ├─関西アーバン銀行
関西相互銀行→関西銀行───────┘ 
※京都相互銀行の前身は昭和産業無尽→昭和産業相互銀行→京都相互銀行
※幸福銀行は破綻したのち外資系に買収され関西さわやか銀行となった。その後三井住友銀行が買い取って関西銀行と合併させ、関西アーバン銀行とした。
2007年頃、南都銀行との合併話があっだ破談。
2010.3 関西アーバン銀行がびわこ銀行を吸収。
2017.11 関西アーバン銀行、近畿大阪銀行・みなと銀行が経営統合し、関西みらいフィナンシャルグループとなった。


七福相互→七福相互→阪神相互→阪神銀行┐
無尽   銀行   銀行       ├─みなと銀行
  兵庫相互銀行→兵庫銀行→みどり銀行┘ 
    ↑(吸収)
  高松相互銀行
※兵庫銀行は破綻して受皿としてみどり銀行が設立された。
※みなと銀行は2000年にさくら銀行(現三井住友)がTOBして三井住友グループ入りした。みなと銀行になってから北兵庫信用組合・神戸商業信用組合を吸収している。
2017.11 関西アーバン銀行、近畿大阪銀行・みなと銀行が経営統合し、関西みらいフィナンシャルグループとなった。


       大阪銀行┐
           ├─近畿大阪銀行
近畿相互銀行→近畿銀行┘   ↑
               │(大和銀行および近畿大阪銀行に営業譲渡)
福徳相互銀行→福徳銀行─┐  │
            ├─なみはや銀行
大阪相互銀行→なにわ銀行┘ 
2017.11 関西アーバン銀行、近畿大阪銀行・みなと銀行が経営統合し、関西みらいフィナンシャルグループとなった。

池田銀行┐
    ├─池田泉州銀行
泉州銀行┘ 
和歌山銀行

紀陽銀行

紀陽銀行と和歌山銀行は2005.03に統合する予定であることを発表。2005.10に合併が実施された。


中国四国方面


      山陰合同銀行
       ↑(吸収)
扶桑相互銀行→ふそう銀行

広島相互銀行→広島総合銀行┐ 
             ├─もみじ銀行┐ 
呉相互銀行─→せとうち銀行┘      ├─山口FG
                山口銀行┘ 
山口銀行は2011.10 九州の全支店を“北九州銀行”に分離した。


第二十九銀行─┐
八幡浜商業──┼─豫州銀行┐
大洲銀行───┘     │
             │
第五十二銀行┐      │
      ├─松山五十二┼─伊豫合同→伊豫銀行
仲田銀行──┘ 銀行   │ ↑ 銀行  ↑
             │ │     │
今治商業─────────┘ │(吸収) │
               │     │(吸収)
           伊豫相互貯蓄銀行  │
                  東邦相互銀行
※このほか最近、富士貯蓄信用組合を吸収した。


第37銀行──→高知銀行┐
 ↑      ↑  │
 第127銀行   │  ├─四国銀行
    土佐貯蓄銀行 │  ↑
           │関西銀行・高陽銀行・土豫銀行
       土佐銀行┘土佐貯蓄銀行・高知信用組合
1896年に丸亀127銀行と高知37銀行が合併。翌年高知銀行と改名。
1919年に土佐貯金銀行を合併。
1923年に土佐銀行を合併し四国銀行と改名。
1926年に関西銀行を合併。
1930年に高陽銀行を合併
1944年に土豫銀行を買収
1945年に土佐貯蓄銀行を合併
1950年に高知信用組合の営業譲受

大正銀行┐
    ├徳島大正銀行
徳島銀行┘
2020.1 大正銀行と徳島銀行が合併して徳島大正銀行となる。

九州方面


西日本相互銀行─┐
        ├─西日本銀行─┐
高千穂相互銀行─┘       ├─西日本シティ銀行
                │
福岡相互銀行─→福岡シティ銀行─┘
※西日本相互銀行は1984年4月高千穂相互銀行を吸収合併することで普銀に転換した。
 2004年10月に不良債権で苦しむ福岡シティ銀行を救済合併して西日本シティ銀行となった。

※2006.04 西日本シティ銀行は大分の豊和銀行の再建を支援することになった。


第九十九銀行→親和銀行─┐
            ├─親和銀行
九州相互銀行→九州銀行─┘(九州親和Holdings)

熊本相互銀行→熊本銀行──────┐
                 ├─熊本ファミリー銀行
肥後相互銀行→肥後ファミリー銀行─┘
※2006.05 福岡銀行に経営統合されることに。



生まれなかった銀行


ミライオン銀行
  1999年、荘内銀行と殖産銀行の合併で出来る予定だったが合併がご破算に
奈良りそな銀行
  奈良銀行が改名予定だったが、りそなの国有化で保留
大阪りそな銀行
  近畿大阪銀行が改名予定だったが、りそなの国有化で保留


消滅した銀行


中部相互銀行→中部銀行→(分割大幅減店)

※2002年に破綻。日本承継銀行を経由する最初の営業譲渡が行われ、2003年清水銀行・静岡中央銀行・東京スター銀行の6店舗に引き継がれた。


新潟相互銀行→新潟中央銀行→(分割)

※2001年に大光銀行,第四銀行,八十二銀行,東日本銀行に分割譲渡


加州相互銀行→石川銀行→(事実上消滅)

※破綻したあと受皿探しを試みるも断念。2003年に解散して、店舗の一部は北陸銀行,北國銀行,富山第一銀行,金沢信用金庫,能登信用金庫 に譲渡されたが、そのまま消滅した支店も多い。破綻直前に自治体が地元企業に増資引受を無理に依頼していたためメインバンクを失い、引き受けた株券まで紙くずになって、大きな被害が出た企業も多く、自治体の責任が厳しく問われた。


紀南無尽──┐
新宮無尽──┼─興紀無尽→興紀相互銀行→阪和銀行→(廃止)
福徳無尽──┘

※1996.11.21 阪和銀行は業務停止命令を受け預金の払い戻しのみをおこなう紀伊預金管理銀行に営業譲渡。2002年3月31日預金払戻完了として廃止された。

(2004年頃の文書)
(2020,6.24改訂)