1963年11月22日12:30(日本時間23日5:30)アメリカ大統領ジョン・F・ケネディがテキサス州ダラスでパレード中、何者かによって射殺されました。
事件のわずか80分後、元海兵隊員のリー・オズワルドという男が犯人として逮捕されますが、そのオズワルドは2日後護送中にクラブ経営者のジャック・ルビーという男に射殺されます。そしてそのルビーもその後まもなく死亡。死因は「癌」とされていますが、詳しいことは分かっていません。
またオズワルドやルビーの周辺で幾人もの人が謎の死を遂げています。ケネディと親交のあったマリリン・モンローの謎の死(前年)も何か関わりがあるのではないかとも言われています。
結局のところ、この事件の真相は闇に包まれています。一般にオズワルドは犯人ではないと考えられているようです。当時ケネディ大統領はベトナム戦争から撤退しようとしており、それに反対する勢力が暗殺を企てたのではないかという説が有力です。この後副大統領から昇格したジョンソン、その後のニクソンはいづれも戦線を拡大させ、アメリカは泥沼に陥ります。
日本ではちょうどこの23日から日米の衛星放送回線が稼動。その朝の記念すべき最初のアメリカからのリアルタイムのニュースが、この衝撃的なケネディ暗殺のニュースでした。
ケネディ夫人のジャクリーヌは暗殺の瞬間「オー・ノー!!」と悲鳴をあげました。後、彼女は世界でも有数の大富豪オナシスと結婚しますが、このオナシス家もその後呪われたかのように一家が次々と死亡したことで知られます。