イギリスの植民地として圧政に苦しんでいたアメリカは1773年ボストン茶事件あたりから本格的に本国に対抗し始め、1775年とうとう独立戦争を開始。その最中の1776年7月4日、ついに独立宣言を発表してアメリカ側の志気は高まりました。
この独立宣言の起草に当たったのは、後に初代大統領になるジョージ・ワシントン、3代大統領となるトマス・ジェファーソン、雷の実験で知られる科学者のベンジャミン・フランクリンらです。独立戦争は8年間に及びましたが、1781年にはイギリス軍がアメリカ軍に降伏、そして1783年パリ条約が結ばれて、イギリスはアメリカの独立をしぶしぶ認めることになりました。
この7月4日は全米各地、そして日本でも各地の米軍基地でこの独立記念の祝賀行事が行われます。なお、このアメリカ独立がすぐその後のフランス革命(1789)の精神的支えになったことは言うまでもありません。