盤すごろくの遊び方

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現代のバックギャモン

現代のバックギャモンでは双方15個ずつ合計30個の駒(pawn)が使用されます。駒は最初右図のように配置され、サイコロ(dice)2個を振ることにより駒を進めます。

右に書いている赤い矢印は白の駒の進路です。赤はこの進路を逆行して1→24を目指します。盤の1,24がある側をインナー(inner)、反対側をアウター(outer)といいます。駒はインナーからアウターを通ってインナーにゴールすることになります。

サイコロを振って例えば3と4が出た場合は、どれかの駒を3個、どれかの駒を4個進めます。ひとつの駒を合計7つ進めても構いませんが、どれかを2とどれかを5進めるようなことはできません。どちらかひとつのサイコロの目の分しか進められない場合は大きい方の数進める必要があります。それもできない場合は1回休みです。これをダンス(dance)といいます。なお特例としてゾロ目が出た時はサイコロ4つ分進めることができます。例えば6と6が出た時は4個の駒を6個進めることができます。

■ヒット&エンター

空いている所や自分の駒がある場所に更に自分の駒を入れても構いません。相手の駒が2つ以上ある場所には自分の駒を進めることはできません。相手の駒がひとつしかない所に自分の駒を進めればその駒を取り去って真ん中の領域「バー」(Bar)に置くことができます。これをヒット(Hit)といいます。ヒットされた側は他の駒の進行はおいておいて、その駒を優先して盤上に戻さなければなりません。これをエンター(enter)といいます。バーの領域は25にあるものと考えます。つまりサイコロを振って3と4が出れば21か22に戻すことができます。ただしその場所がいづれも相手の駒2個以上により占拠されている場合は戻すことができないのでそのまま相手の番になります。

■ベアオフ

自分の駒を15個全部ゴール側のインナーに入れることができたら、そこからベアオフ(上がり)を始めることができます。ここでサイコロを振って3と4が出たら3番と4番にある駒を1個ずつ上げることができます。3,4番に自分の駒がなくて、5番,6番に駒がある時は駒を上げることはできません。サイコロの出た目より後ろに自分の駒がない時は、丁度でなくても一番後ろにある駒を上げることができます。

ベアオフをしている最中に相手にヒットされたら、その駒を再びゴール側のインナーまで持ってくるまでベアオフの作業をすることはできません。

■点数の計算

相手の駒が1個でも上がっている状態で自分が全部上がり終えた場合「シングル勝ち」といい1点です。相手がまだ上がっていない内に自分が上がり終えたら「ギャモン勝ち」といい2点です。相手の駒がまだひとつもインナーに入っていない内に自分が上がり終えたら「バックギャモン勝ち」といい3点です。

プレーヤーは「ダブル」を提案できます。つまりポイントを倍にすることを提案できます。ただし一度提案したら次に相手がダブルを提案するまで、こちらは提案できません。

■プライム

2個以上自分の駒が入ったマスが6個以上連続している状態をプライムといいます。この状態では自分でこれを崩すまで相手はここを通ることができません。プライムになる前の4〜5マス連続している状態をセミプライムといいます。バックギャモンではこれは強力な作戦として知られていますが、日本の双六では準禁じ手(マナーに反する行為)となっています。

日本の古式双六

日本の古式双六のルールはバックギャモンに酷似しています。最初の石の置き方も右図の通り、全く同じです。このような容易に変更できそうな石の置き方までもが長いユーラシア大陸の旅をしてくる間全く変わらなかったというのもすごいことです。人間というのは大したものです。

バックギャモンで inner と呼ぶところを古式双六では内地といい、outerと呼ぶところを外地といいます。バックギャモンではヒット(古式双六では切るという)した石を真ん中の縦長の空き領域に置きますが、日本の場合は真ん中の横長の空き領域に置きます。

バックギャモンにおけるギャモン勝ちを「無土勝ち」、バックギャモン勝ちを「無上勝ち」といいます。

但し初期の頃はベアオフ(上がり)の操作がなく、全ての自駒を先に内地に入れ終えた方が勝ちというルールだったようです。またゾロ目が出た時にサイコロ4つ分動かすというルールはなかったようです。また上記にも書きましたがプライムを作ることは禁止であったようです。

■大和(端双六)

上記の古式双六(本双六)のバリエーションとして大和(端双六)という遊び方があります。石の配置は右図のように5個ずつ3ヶ所に分けられています。大和ではベアオフをしなければなりません。

つまり内地に全ての石を運び終えたのち、サイコロの目と同じ所にある石を取り上げて行き、全ての自駒が無くなったところで終わりです。また、切った相手の石は相手のスタート点(自分のゴール点)近くの任意の場所(自石がある所を除く)に戻す方式を取ります。

■折葉(下り端)

もうひとつのバリエーションがあります。これもベアオフをするものですが、このルールでは最初の置き石がなく、全て盤外からスタートし、最終的に右図のような形に自陣に石を並べます。

そしてここからベアオフしていくのですが、自分がベアオフできる石が無い場合、相手の石を取ってしまっても構いません!百人一首の源平のようなルールですね。最終的に上げた石の数が多い方の勝ちになります。

■追い廻し

これは双六盤は使いますが全く違った遊びです。駒は右図のように11個使用し、最初に1個ずつ並べます。そして駒の進みかたは双方とも時計回りです。

予め乞目というのをお互いに宣言しておきます。1と6が出た時、ゾロ目が出た時、乞目が出た時は自分の一番後ろの駒を一気に自分の先頭のひとつ前に移動し、更にもう一度サイコロを振ることができます。

。。。と、増川氏の本に書かれているのですが、これだけではよく分かりません。似た遊び方がアイスランドにあり「Chasing the Girls (乙女の追跡)」といいますので、多分それと同じやり方だと思います。

Chasing the Girls では、ひとつのマスに同時に自分の駒を2つ置くことはできません。自分の駒のいる場所の次の場所が空いている場合、本来その自分の駒の上で止まるような場所から駒を移動させることができます。


相手の駒のある所に自分の駒が進行するとその駒を取って盤上から取り去ります。全部の駒を取り上げられたら負けです。なおChasing the Girls は使用する駒は11個ではなく6個ずつになっています。詳しくは下記をご覧下さい。
http://www.riconnect.com/wulfric/sca/interest/game/race.htm

■柳(積みかえ)

これは極めて単純なゲームです。双六盤の端に石を15個積み上げておき、サイコロの目に従って、各々反対側の端を目指します。石の取り合いやブロックして相手を邪魔する操作の無い、単純競争です。反対側の端に積み上げる所まで行くので「積み替え」というわけです。


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