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written by lumi on 和服の基礎知識(7)和装小物
和装に関する小物について見ておきましょう。

まず昨日取り上げた帯の関連品から。

 帯まくら 後ろ帯の形を整えるためのものです。角の丸い長方形状で厚み
      があり、お太鼓の芯となります。江戸時代末期に考案された
      ものだそうです。

 帯揚げ  帯枕を隠すとともに、後ろ帯の結び目がずり下がらないように
      支えておくための幅の広い布。最初は単に隠すためだけのもの
      だったのが次第に装飾性を持ってきた。

 帯締め  帯の形を固定するための細い紐。これも帯揚げと同様帯まくら
      の登場に伴って使われるようになったものだが、装飾的な組紐
      自体はかなり古い時代から使われていたらしい。

 帯留め  帯締めに付ける飾りで、彫金などによる美しい趣味の細工物。
      高価なものが多く、いいものはそれ1個で普及品の振袖が2つ
      くらい買えるほどの値段がするが、あくまで趣味のものなので
      正装には使用できない。明治時代に流行したが現在では流通量
      自体が減っている模様。

 帯板(前板) 後ろに入れる板は「帯枕」だが前に入れる板は「帯板」と
      呼ばれます。帯枕は厚いですが、帯板は薄く作られています。

 伊達締め 帯を締める「前に」着物の着崩れを防ぐために使用する小帯。
      (帯を解かない限り)どうせ見えないのでマジックテープ式の
      楽なものもある。

しかしまぁ女性の和装はほんとに重装備です。体力のない人には和服は着れ
ないのかも知れません(^^; また普段あまり和服を着ていない人が美容室で
着付けしてもらおうと出掛けて、うっかり帯枕を忘れてきたとか、帯揚げが
なかった、などといって慌てるケースもよくあるそうです。出掛ける前に
再確認をすると良いでしょう。

さて、その他の小物です。

 半襟   襦袢の襟部分に取り付ける布で、羽二重を使用することが多い。
      本来汚れ防止だが、装飾性もある。明治時代に普及した。

 伊達襟  表に着る長着と、半襟の間にはさんで使用する襟。本来は和装は
      襦袢の上に2枚の着物を重ねて着るものであったのが、少しでも
      総重量を小さくするため、襟だけ付けるようになったもの。昭和
      40年代に生まれた新しい小道具。その登場前昭和20年代には長着
      自体の襟を二重に見せる「比翼仕立て」が考案され普及した。
      現在でも比翼仕立ては黒留袖によく使用されている。

 足袋(たび) 洋装の靴下に相当するものですが、元々は皮製でした。それが
      江戸時代の振袖火事のあと皮の相場が急騰して、代替品として、
      木綿が使用されるようになり、それが現在では一般化してしまい
      ました。江戸時代頃はボタン留めだったのですが、江戸末期に
      現在のような小鉤(こはぜ)留めの形式が生まれています。

 草履(ぞうり) 和装の時の基本の履き物です。湿度の高い日本の風土によく
      合った履き物であり、少なくとも平安時代頃にはかなり普及して
      いたようです。昔はワラ、麻、や竹の皮などで作っていましたが
      近年はコルクを芯にして皮を張ったものが多いようです。夏は
      足の裏が接する天部分に通気性のいい素材を使ったものが好まれ
      ます。基本的に格の高い着物にはかかとの高いものを合わせ、
      普段着にはかかとの低い物を合わせます。

 雪駄(せった) 畳表の草履で裏皮が厚く、更にかかとに鋲を打ち込んだもの。
      千利休が考案したといわれています。

 下駄(げた) 平らな木の裏側に垂直に木製の「歯」を付け、表側には鼻緒を
      付けたものです。足駄(あしだ)とも。元々は水辺での作業用であっ
      たようですが、江戸時代に上流武士の間で流行し、明治以降に庶民
      にも普及。しかし何といっても大正時代に大流行して一時は履き物
      の主役の座を草履から奪い取った時期もあります。

 木履(ぽっくり) 厚い木の板の裏側をくりぬき、さらに前を斜めにカットした
      もの。歩くと「ぽっくり、ぽっくり」と音がするから、この名前が
      あるといわれる。厚底靴のルーツ???



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