05.五行

5つの基本

五行(ごぎょう,wuxing,five basic elements)とは、木・火・土・金・水、をいいます。中国古来の思想で宇宙の色々な営みを、この5つの類型に当てはめようという考え方です。たとえば、次のような対応がなされています。

五行木(もく)
mu
火(か)
huo
土(ど)
tu
金(きん,*1)
jin
水(すい)
shui
英語wood fire earth metal water
五色
五方西
五時土用
五星歳星(木星)熒惑(火星)填星(土星)太白(金星)辰星(水星)
五臓肝臓 心臓 脾臓 腎臓
五虫鱗(魚) 羽(鳥,虫)裸(人)毛(獣)
五味酸っぱい苦い 甘い 辛い しょっぱい
五神青龍 朱雀 黄龍 白虎 玄武
原理生命 結合 空間 物質 移動
(*1)「金」は普通は「きん」と発音しますが「木火土金水」と並べる時だけは「もく・か・ど・こん・すい」と唱えて「こん」と発音します。

相生と相剋

さて、この五行を今「木火土金水」と並べましたが、これは「相生(そうしょう)順」といいます。つまり

木生火木が燃えて火ができる
火生土火が燃えると灰ができる
土生金土の中で金属ができる
金生水金属を空気にさらすと結露する
水生木水を吸って木が育つ

という訳です。

これに対して「相剋(そうこく)順」というのもあります。

木剋土木は根を張って土を侵食する
土剋水土が入ると水は汚れる
水剋火水を掛けると火が消える
火剋金火で金属が溶ける
金剋木金属の斧で木を切る

相剋順は、相生順のひとつおきに取ったものになっていることに注意して下さい。しばしば五行を五角形の形に並べますが、その時相剋順の線は五芒星を作ります。逆に言うと、五芒星は五行相剋の象徴です。

それからもうひとつ、生成順というのもあります。これは

水→火→木→金→土

ですが、あまり使いません。五行について詳しい話は「五行大義」を読んでください。中村璋八さんの解説本(明徳出版社)が比較的分かりやすいと思います。この本が難解と思われる方は吉野裕子さんの「ダルマの民俗学」(岩波新書)などが入門書としてはよいと思います。



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