目が見えなくてもできる占い

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失明!でも仕事しなきゃ!

私(Lumiere)は2006年11月に突然失明したのですが、幸いにも金沢医科大学の佐々木教授の手術で視力回復することになります。この時の状況なのですが、こんな感じでした。

九州に行って来たのは、新しい「日本の女神の占い」というコンテンツを立ち上げるための打合せだったのですが、そのためにスタート時点でけっこうな数のメニューを用意しなければならない。そのため私はたくさんの原稿を書く必要がありました。ところが目が見えない。それで私は向こうの社長さんに、あっかるく電話しました。

「すみませーん。入院しなきゃいけなくなって。いや、ちょっと失明しちゃったんですけどね。あ、大丈夫です。ちゃんと原稿は書きますから」

ブラインド・タッチ

さて、目が見えない状態で原稿を書くのに、最初は指の感覚で紙に原稿を書き、それを家族に入力してもらおうかと思いました。ところが目が見えない状態で書いていると、ひとつひとつの行が曲がってしまい、次の行と交差してしまいがちなんですね。こんな感じになる訳です。

私が元々悪筆なのもあり家族からも「ごめん。読めない」と言われて、音声入力を試すのですが、音声入力って、最初に“指定の原稿を読んで”声を登録しなくちゃいけない。ところが目が見えないから、その原稿が読めない訳です。つまり音声入力って目の見えない人の道具にはなりえないんだな。家族に小声で読んでもらい、それを大きな声で復唱してみましたが、家族の声も拾ってしまい、登録はうまく行きませんでした。それに誤認識が多くて、とても使い物にならなかったのです。

そのような試行錯誤の中で到達したのが、パソコンに直接打ち込むという方法でした。私は正確にブラインドタッチができるので、それでアルファベットなら確実に打てる。ところが《かな漢字変換》ができない。これは視覚的に確認してから入力しなければならない。それで原稿を全てローマ字で入力することにしたのです。手術で視力回復することを見込み、視力回復後に漢字への変換プログラムを組むことにして、とりあえず原稿を全部ローマ字で入力し始めました。

この時同音異義語には自分で番号を付けておきました。例えば「期間」はkikan1、「機関」はkikan2 などと自分で決めて覚えておくわけです。それで後でプログラムを組む時に該当する単語へと変換する仕組みにしようと考えました。このあたりは自分でプログラムを書くつもりだからどうにでもできることです。

Windowsマシンを使っているので、たまに変な所にマウスが触ってしまい、原稿を入力していたエディタとは別のウィンドウが前面に出てきてしまうことがあります。これは自分では対処できないので、夜中にナースステーションに行き、看護師さんに「すみません。変な所触っちゃって、原稿のウィンドウを最前面に出してもらえませんか?」と頼んでいました。

そんな時、看護師さんから訊かれるわけです。「見えるんですか?」「見えません。でもキーボードは打てるから。これが本当のブラインドタッチですね」

ちなみに病院の中は、何歩歩けばどこに到達する、というのを全て覚えていたので、私は病院内を自由に歩き回っていました。ただ自販機はどのボタンが何か分からないので、近くにいる親切そうな人に頼んでボタンを押してもらっていました。

易だけが助けてくれた

原稿を書いている時に、しばしば「ここの象意は何だろうか」と自分でも迷うことがあり、そういう時、ふだんはタロットを引いて確認していました。ところがタロットは目が見えないと何のカードが出たか分からないから使えない。物凄い達人になると、カードを見なくても何のカードか分かるらしいですが、あいにく私はそんな達人ではない。

占星術や四柱推命の場合は、目が見えないと暦が引けないし、ソフトで計算するにも入力出来ないし結果が見えない。

色々考えてみて、結局筮竹を使った易だけが頼りになりました。

筮竹は目が見えなくても立筮の操作ができます。結果も手の感覚で何本の筮竹が手に残ったか数えれば分かります。下卦・上卦からそれが何の大成卦なのかは、頭の中に入っています。

そういう訳で、筮竹を使用した易だけが、目の見えない人にも使える占いであることを認識しました。

易でもコインを使う方法ではコインの裏表が分かりにくいし、イーチンカードはタロットと同様何のカードか分からないんですよね。

結論!

筮竹は素晴らしい!


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