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←↑→ 東洋占術の基礎(9)十二支


十二支はおなじみの下記です。

   訓読み 音読み 動物
 子 ね   し   鼠
 丑 うし  ちゅう 牛
 寅 とら  いん  虎
 卯 う   ぼう  兎
 辰 たつ  しん  竜
 巳 み   し   蛇
 午 うま  ご   馬
 未 ひつじ び   羊
 申 さる  しん  猿
 酉 とり  ゆう  鶏
 戌 いぬ  じゅつ 犬
 亥 い   がい   猪

   五行 陰陽 月  時刻 方位
 子 水  陽(+) 11月 0時 北
 丑  土 陰(-) 12月 2時 
 寅 木  陽(+) 1月 4時 
 卯 木  陰(-) 2月 6時 東
 辰  土 陽(+) 3月 8時 
 巳 火  陰(-) 4月 10時 
 午 火  陽(+) 5月 12時 南
 未  土 陰(-) 6月 14時 
 申 金  陽(+) 7月 16時 
 酉 金  陰(-) 8月 18時 西
 戌  土 陽(+) 9月 20時 
 亥 水  陰(-) 10月 22時 

十二支は一般に年への対応で知られていますが、このように月・方位などへ
の対応もあり(日も対応しているが後で)、また五行・陰陽の区分もありま
す。五行対応で上記土行をずらして書いているのは、この対応の原理が分か
りやすくするためです。

要するに、木−東、火−南、金−西、水−北という対応があるので、それ
を使用し、境目の所に本来は中央の方位に割り当てられている土を配置
したものです。

「ひのえうま(丙午)」は上記で見るように午が火の陽で、丙も当然火の陽
ですから女性には強すぎるのではないかということから「丙午の女は云々」
という俗説が生まれたものです。現代的感覚では別に強い女性は悪いこと
ではありませんので、次回の丙午(2026年)では子供の出生率が低下するな
どということが起きないように願いたいものです。

時刻への対応では各正時が上記の時刻で、範囲で言う場合は23〜1時が子刻、
1〜3時が丑刻、3〜5時が寅刻、ということになります。

「うしみつどき(丑三つ時)」というのは、丑刻を4分割した時の3つ目と
いうことであり、深夜の2時〜2時半の時間帯です(異説もある)。

正午(しょうご)は午刻の正時の意味で、昼の12時ジャストです。これに対し
て夜の12時ジャストは正子(しょうし)と呼ばれますが、この言葉は現代では
あまり使われていません。

時刻の呼び方についてはまた後に触れるかも知れません。

地球の子午線(しごせん)というのは要するに子の方位(北)と午の方位(南)を
結ぶ方位線のこと。これに対して東西を結ぶ線は卯酉線(ぼうゆうせん)と
いいます。また辰戌線・寅申線という言葉もあります。

夏至の太陽は日本の京都・奈良・東京などの緯度では寅の方位から昇り戌の
方位に沈みます。冬至の太陽は辰の方位から昇り申の方位に沈みます。

方位を十二分割して十二支に割り当てているのは、このように自然とよく調
和した指定法です。京都や奈良の昔の神社やお寺の配置、また修験道の聖地
の配置ではよく辰戌線や寅申線が使用されています。

十二支の起源についてはもっともらしい説がいくつかあるのですが、結局の
ところよく分かりません。動物への対応については、中国で十二支で作られ
た暦を漢字の通用しない周辺の民族の人たちにも分かりやすく説明するため
に作られたのではないかという説が有力です。戦国時代(BC403-221)頃のこと
ではないかといいます。




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